本記事では、「禁止」の言い換え語を解説します。
「禁止」の意味
「禁止」とは?どんな言葉
「禁止」は「きんし」と読みます。
意味は「ある行為をしてはならないと命令すること」です。
名詞として「禁止する・した」「立ち入り禁止」などと使われます。
「禁」という漢字は「林の中の聖域」を表す会意文字で、そこから「覆って閉じ込める」「入ってはいけない」「してはならない」という意味になりました。
人に対して命令する意味がありますが、法的な拘束力のある・なしに限らず使われます。
ビジネスで目上の人や社外の人に使う場合には遠回しな表現に言い換えた方が良いでしょう。
ビジネスでも使える「禁止」の言い換えのお勧め
ここでは「禁止」のビジネスでの言い換えのお勧めを詳しく紹介します。
「お断り(おことわり)」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「拒絶する・辞退する」と意味です。
動詞「断る」の連用形が名詞化した語に美化語の接頭辞「お」が付いた言葉で、相手の動作や働きかけを拒否することを表します。
「ご無用(ごむよう)」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「役に立たないこと」「用件がないこと」から転じて「してはならないこと」という意味です。
「ご無用願います」など、「ご」を付けて他人に「〜しないでください」という意味で使われます。
「ご遠慮(えんりょ)」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「遠慮」は「言葉や行動を慎み控えること」という意味です。
こちらも「ご遠慮願います」など、「ご」を付けて他人に「〜しないでください」という意味で使われます。
「禁止」のカジュアルな言い換えのお勧め
ここでは「禁止」のカジュアルな言い換えのお勧めを詳しく紹介します。
「ご法度(ごはっと)」
◆ 使い方やニュアンスの違い
江戸幕府が武家に対して作った法律が由来で、転じて「してはならないこと」という意味で使われています。
「NG」
◆ 使い方やニュアンスの違い
英語の「No good」が省略された語で、「うまいくいかないこと」から転じて「都合が悪いこと」「してはいけないこと」として使われています。
「タブー」
◆ 使い方やニュアンスの違い
英語「taboo」が日本化した言葉で、「聖域をおかす」という意味から転じて「ある集団の中でしてはならないこと」という意味で使われています。
まとめ
今回は「禁止」について紹介しました。
「禁止」の意味や類語を理解して、日常で使いこなせる様にしましょう。
