本記事では、「気に入る」の言い換え語を解説します。
「気に入る」の意味
「気に入る」とは?どんな言葉
「気に入る」は「きにいる」と読みます。
意味は「好みに合うこと」で、趣味や嗜好にぴったり合っていて良いと思うことを表します。
「気」は「精神・感情の働き」という意味「入る」は「人や物がある場所・範囲・状態などに移る」という意味、「気に入る」で「その人の趣味や好みの範囲に移ること」になります。
動詞として「気に入る・気に入った」などと使われたり、名詞形として「お気に入り」と使われたりします。
こちらは言い切りの表現で、丁寧語は「気に入ります」になります。
ビジネスでも使える「気に入る」の言い換えのお勧め
ここでは「気に入る」のビジネスでの言い換えのお勧めを詳しく紹介します。
「お気に召す(おきにめす)」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「気に入る」の尊敬語で、目上の人や社外の人に使われます。
「召す」の語源は「見す(みす)」で、「偉い人が見る為に呼び出すこと」にという意味です。
「好ましく思う(このましくおもう)」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「感覚的に良いと思うこと」という意味で、人や物から伝わる雰囲気が良いと思ったり、自分の感覚に合うと思う時に使われます。
「ご贔屓にする(ごひいきにする)」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「好みに合った人を特別に引き立てること」という意味です。
接客用語として使われたり、挨拶文に使われたりします。
「贔屓」は、「鼻息を荒くして力を込める」という意味で、転じて「特定の人を引き立てる為に力を入れること」「目を掛けること」として使われる様になりました。
「気に入る」のカジュアルな言い換えのお勧め
ここでは「気に入る」のカジュアルな言い換えのお勧めを詳しく紹介します。
「お眼鏡にかなう(おめがねにかなう)」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「目上の人に認められて好かれること」という意味です。
「お眼鏡」は「目上の人の、ものごとを見抜く力」という意味で使われています。
「惚れる(ほれる)」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「恋愛対象として好きになる」「人物や物の魅力にとりつかれる」という意味です。
「うっとりする」という意味から転じて使われています。
「惹かれる(ひかれる)」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「心が引きつけられること」「好意を持つこと」という意味です。
気持ちがその方向へ引き寄せられる時に使われます。
まとめ
今回は「気に入る」について紹介しました。
「気に入る」の意味や類語を理解して、日常で使いこなせる様にしましょう。