本記事では、「ひとこま」の言い換え語を解説します。
「ひとこま」とは?どんな言葉
記憶や映画などの作品で、1つの情景を切り抜いた一瞬の場面のことを意味しています。
「ひとこま」の言い換えのお勧め
ここでは「ひとこま」の言い換えのお勧めを詳しく紹介します。
「一場面」
◆ 使い方やニュアンスの違い
一場面とは、映像作品などの中にある1つの情景を意味し、映画に限らず日常のあらゆる状況で用いられます。
会話の中で「忘れられない一場面だ」などと言う事ができるでしょう。
ひとこまより一場面と言う方が伝わりやすい印象です。
「ワンシーン」
◆ 使い方やニュアンスの違い
ワンシーンとは、映画などにある場面の1つを表す和製英語です。
「映画のワンシーンを再現したような」のように用いられます。
ワンシーンと言う方がカジュアルですが、正確な英語の表現ではありません。
「ワンカット」
◆ 使い方やニュアンスの違い
ワンカットとは、映像の中のひとこまを意味しているカタカナ語です。
「あのワンカットがよかった」などの用法ができます。
ワンカットの場合には、映像の専門用語では長回しを意味するので気をつけたいところです。
「ひとこま」の類語や類義語・英語での言い換え
ここでは「ひとこま」の類語や類義語のお勧めを詳しく紹介します。
「a scene」
◆ 使い方やニュアンスの違い
a sceneとは、1つの場面を表している英語の表現です。
会話の中で「a scene from a movie」のように言うことができるでしょう。
日本語の中ではシーンとして使われる傾向にあります。
「クローズアップ」
◆ 使い方やニュアンスの違い
クローズアップとは、映画や写真の一部分を拡大して映し出すこと、物事を大きく取り上げることを表すカタカナ語です。
「クローズアップされた場面」という用法ができます。
1場面をそのまま切り抜いたひとこまとは異なる表現です。
「切り抜き」
◆ 使い方やニュアンスの違い
切り抜きとは、ある人物などのワンカットだけを編集で切り取って用いることです。
「意図的に切り抜かれた場面」などと言う事があります。
一方で切り抜きというと、民衆をある方向に扇動する目的のプロパガンダ(政治的宣伝)で使われる手法を表す場合もあるでしょう。
まとめ
ひとこまとは一瞬の情景のことで、言い換え語のなかには一場面やワンシーンなどがあるのでした。
ただワンシーンについては、英語の本来の言い方とは異なっていることは留意すべきポイントです。