本記事では、「提出」の言い換え語を解説します。
「提出」とは?どんな言葉
書類や資料をある場所に差し出すことをいいます。
「ご提出お願いいたします」や「提出いたします」のように使います。
ビジネスでも使える「提出」の言い換えのお勧め
ここでは「提出」のビジネスでの言い換えのお勧めを詳しく紹介します。
「提示」
◆ 使い方やニュアンスの違い
その場に出して見せることや、広く知らせるために差し出すことをいいます。
「会議資料を提示する」のように使います。
提示するものは書類のような物理的なものの他に、問題点や条件なども含まれます。
「呈示」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「ていじ」と読みます。
人に差し出して見せることをいいます。
「呈」ははっきりと見せる、しめすという意味です。
「社員証を呈示する」のように使います。
「提示」と違い、物に限った使われ方をします。
「提起」
◆ 使い方やニュアンスの違い
問題や訴訟を持ちだす時や問題を取り上げるという意味で使います。
「課題を提起する」などと使います。
物に対して使わず、問題や疑義、疑問などに使います。
「提出」のカジュアルな言い換えのお勧め
ここでは「提出」のカジュアルな言い換えのお勧めを詳しく紹介します。
「出す」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「願書を出す」などと使います。
幅の広い意味ですので、使い方によっては伝わりにくい場合があります。
例えば「願書を(封筒から)出す」などです。
ビジネスで使う時は注意してください。
「対応」
◆ 使い方やニュアンスの違い
同じ種類のものが向かい合い、対となっているものという意味や、相手の出方に応じた態度をとるという意味です。
「取引先への資料提出に対応する」などのように使います。
ビジネスでも幅広く使えます。
「渡す」
◆ 使い方やニュアンスの違い
こちらから他方へ物が届かせるようにすること、そこを超えて向こう側に達するようにすることをいいます。
「会議の出席者に渡す」のように使います。
敬語ですと「お渡しする」です。
ビジネスでも使え、相手の立場や状況を問わずに使えます。
「提出」はある場所に差し出すことに対し、「渡す」は手渡しのニュアンスがあります。
まとめ
「提出」の言い換えは、敬語からカジュアルまで幾つも存在しています。
「渡す」などカジュアルなほうの言葉も敬語に取り込むことができるので、場面によって検討し、使い分けるのが良いでしょう。