本記事では、「実態」の言い換え語を解説します。
「実態」とは?どんな言葉
「実態」とは、「本当のありさま」「実際の状態」を意味する言葉です。
使われ方としては、「真実」「裏面」「事実」といったニュアンスとして「政界の実態」「深海生物の実態」のように、未確認の物事を解き明かすような場面でよく用いられています。
「実際の状態」があるということは、「仮の状態」「体裁的な状態」「世間一般的な状態」があるといえ、そこにある見えない物事を指して「実態」と表現していることがわかります。
「実態」の言い換えのお勧め
ここでは「実態」の言い換えのお勧めを詳しく紹介します。
「実際のところ」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「未確認の状態」であった物事を解き明かした結果、「実際のところどのような状態であったか」が分かるようになること、またその状態を「実際のところ」と表現できます。
「事実としては」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「実態」は、「実際」という意味合いがあるため、「実際」の類語となる「事実」を用いることができるでしょう。
「実態」の類語や類義語・英語での言い換え
ここでは「実態」の類語や類義語のお勧めを詳しく紹介します。
「reality」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「reality」は、「リアリティ」と読み、「実態」を意味する英語です。
「real」「リアリズム」「リアルタイム」「リアルワールド」など、「現実」「事実」「現在」などを意味する言葉として用いられています。
「実情」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「実情」は、「実際の事情」「実際の情況」といった意味合いの言葉として使われています。
また、「実情」は「実態」の類語として用いることができます。
なお、「実情」には「情」の文字が含まれているため、「実際の物事の状態に対する感情」という意味としても活用できます。
まとめ
いかがでした。
「実態」という言葉は、どちらかというと「実態を暴く」「その実態とは」のように、隠された裏の面を解き明かすといったニュアンスとして使われる場面が多いものですが、ネガティブなニュアンスだけではなく、「本当のありさま」「本当にこと」を理解するための言葉として活用したいものです。
