本記事では、「上回る」の言い換え語を解説します。
「上回る」とは?どんな言葉
ある基準を超えるという意味。
「昨年を上回る人手だ」「昨年の年間降水量をすでに上回っている」という様に使用します。
「上回る」の言い換えのお勧め
ここでは「上回る」の言い換えのお勧めを詳しく紹介します。
「超える」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「その壁の高さは2メートルを超える」という様に、「上回る」と同じ意味で使用されます。
一方で「上回る」は物の数や成績・実績・能力などに使用されますが、「超える」はそれ以外の数値化できないような対象にも使用されるというニュアンスの違いがあります。
例えば「そのコメントは僕の理解を超えている」といった様にです。
「超過する」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「そのイベント一つで年間予算を超過する」という様に、定まっている基準を超えるという意味で使用します。
「超える」よりも、超えているという事実を強調しています。
「上回る」は物の数や成績・実績・能力に使用されますが、「超過する」はそれ以外の対象にも使用されるというニュアンスの違いがあります。
例えば「返却期限を超過する」といった様にです。
「上回る」の類語や類義語・英語での言い換え
ここでは「上回る」の類語や類義語のお勧めを詳しく紹介します。
「オーバーする」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「すでに予算をオーバーしている」という様に、超過するという意味で使用されます。
「オーバーする」は「上回る」よりも、超えているという事実が強調されているニュアンスです。
会話の中でよく使用されます。
「勝る」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「今年はこの映画に勝るものはない」という様に使用します。
ある指標や水準を超えることを意味する「上回る」に比べて、「勝る」は他と比較して優れているという点が強調されているニュアンスです。
「凌ぐ」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「息子の野球センスは父を遥かに凌ぐものだった」という様に使用し、能力が上回ることを意味します。
「上回る」に比べて「凌ぐ」は、他と比較して能力が上回ることを強調するニュアンスです。
「抜きんでる」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「彼女の身長は、他の女学生の中で頭一つ抜きんでていた」という様に使用します。
ある水準を単に超えていることを意味する「上回る」と比べ、「抜きんでる」は他よりも秀でているというニュアンスがあります。
まとめ
「上回る」には多くの似た意味の言葉があります。
対象が数値化できるものなのか、他と比べるニュアンスがあるのかという点に着目すると、よりふさわしい言い回しになるでしょう。
