それでは、この「他方」とは、どういう意味で、どのような言い換えができるのでしょうか。
本記事では、「他方」の言い換え語を解説します。
「他方」とは?どんな言葉
「他方」とは、一般的には「一方」と組み合わせることによって、2つの物や事柄などを並列で述べるときにつかわれる言葉です。
例えば、「本を読むといえば、一方は紙の書物でなければという人が多い中、他方では電子書籍の便利さには勝てないと主張する人がいます」のように使われます。
「他方」の言い換えのお勧め
ここでは「他方」の言い換えのお勧めを詳しく紹介します。
「後者」
◆ 使い方やニュアンスの違い
この言葉は、「一方と他方」ではなく、「前者と後者」で同じように並列の説明をする時に使うもので、意味は同じで、2番目の事項に関する書き出しに使われます。
「片方」
◆ 使い方やニュアンスの違い
この言葉は、2つのもののうちの「片方」という意味で使われる表現です。
その意味では2つとも「片方」という同じ言葉で呼ぶことになります。
「反面」
◆ 使い方やニュアンスの違い
この言葉は、「他方」に比べると、「それとは別に」というニュアンスが強くなる表現なので、2つの間に大きな違いがあるときに使われます。
「他方」の類語や類義語・英語での言い換え
ここでは「他方」の様々な言い換えの言葉に関して説明します。
「the other」
◆ 使い方やニュアンスの違い
この言葉は、「他方」を英語で表現したものです。
直訳では「もう一方は」とされることが多いものです。
「one」と対にして使われます。
「その一方」
◆ 使い方やニュアンスの違い
この言葉は、「他方」の類語であり、前述の「the other」の訳語とほぼ同じなので、使い方も変わりません。
「対して」
◆ 使い方やニュアンスの違い
この言葉は、「他方」の類義語であり、最初に述べて事項に「対して」次の事項の説明に移るときに使われます。
まとめ
この記事では、「他方」の言い換えの言葉に関して解説してきました。
ここまで解説してきた内容をもとにして、今後の様々な場所でのコミュニケーションに生かしていただければ幸いです。
