本記事では、「目を通す」の言い換え語を解説します。
「目を通す」とは?どんな言葉
「目を通す」という言葉は、「あるものを一通り見てみる」さまや「全体をざっと見る」様子などを表し、軽く目を流してみたり、最初から最後までひととおり見てみる際に用いられる慣用表現です。
ビジネスでも使える「目を通す」の言い換えのお勧め
ここでは「目を通す」のビジネスでの言い換えのお勧めを詳しく紹介します。
「一端(いったん)を見る」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「ある事柄における一端をうかがう」さまや「ある物の一部分を軽く見る」様子などを表し、ある事柄をなす一部分や物の一方の端などを確認してみる、という意味合いの文言になります。
「一瞥(いちべつ)する」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「あるものをちらりと見る」さまや「少しだけ見やる」様子などを表す言葉で、「一瞥」とは「ちょっと見る」や「一瞬だけ目を向ける」などという意味合いの文言として用いられています。
「垣間(かいま)見る」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「もののすき間からのぞいて見る」さまや「事態や物事などのある一面だけを知る」様子などを表し、「垣間」は「かきま」という誤った読み仮名に注意する必要がある文言です。
「視野(しや)に入れる」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「これから先に起きそうなことに対して準備をする」さまや「ある判断をする際に特定の事柄や可能性などを考慮する」様子などを表し、あるものを自分の見える範囲に入れる(見えるところに置く)、というニュアンスの表現になります。
「目を通す」のカジュアルな言い換えのお勧め
ここでは「目を通す」のカジュアルな言い換えのお勧めを詳しく紹介します。
「ちらりとみる」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「何かをちらっと見る」さまや「こっそりとのぞき見る」様子などを表す言葉で、「チラ見する」や「覗き見る」などという語と置き換えることができる表現です。
「ぱっと見(み)」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「あるものを瞬間的に見る」さまや「ほんの一瞬だけ目を向ける」様子などを表し、「ぱっと見た感じでは」や「ぱっと見、できそうな気がします」などという表現で使われています。
「パラパラとめくる」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「本や書類などを無意識にめくる」さまや「本の数ページだけを軽くみてみる」様子などを表し、「パラパラ」とは「少しだけ」や「少しずつ」などを示す表現として用いられる文言です。
まとめ
「目を通す」の言い換えは、ビジネスシーンからカジュアルな場面まで使える語がいくつか存在しています。
それぞれの言い回しには微妙なニュアンスの違いがありますので、使用する際の状況などによって使い分けることをおすすめします。