本記事では、「猛暑の候」の言い換え語を解説します。
「猛暑の候」とは?どんな言葉
「猛暑の候」は時候の挨拶のひとつです。
「猛暑」が気温35度以上の日を示すことから、「暑さが厳しい頃ですね」といった意味合いがあります。
7月下旬から8月6日頃(立秋の前日)までに用いられる言葉です。
ビジネスでも使える「猛暑の候」の言い換えのお勧め
ここでは「猛暑の候」のビジネスでの言い換えのお勧めを詳しく紹介します。
「猛暑のみぎり」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「みぎり」は「時節」や「頃」といった意味がある言葉で、「猛暑のみぎり」は「猛暑の候」の言い換えとして使用できます。
「猛暑のみぎり、貴社ますますご盛栄のこととお慶び申し上げます」のように使うのが一般的です。
「盛夏の候」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「盛夏の候」は文字通り「夏の盛り」を示す時候の挨拶で、7月上旬頃から8月上旬頃まで用いられます。
「盛夏の候、貴社におかれましてはますますご清栄のこととお慶び申し上げます」のように使います。
「炎暑の候」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「炎暑」は「燃えるように暑い」という意味があり、「炎暑の候」は暑さが厳しい7月下旬から8月上旬の時期に使用される時候の挨拶です。
「炎暑の候、〇〇様におかれましてはますますご壮健のこととお慶び申し上げます」のように用います。
「猛暑の候」のカジュアルな言い換えのお勧め
ここでは「猛暑の候」のカジュアルな言い換えのお勧めを詳しく紹介します。
「暑い日が続きますが」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「暑い日が続きますが」は「猛暑の候」と同じ時期に使用できる、カジュアルな季節の挨拶です。
「暑い日が続いていますが、いかがお過ごしでしょうか」などと使われます。
暑さをねぎらう、柔らかい印象の言葉です。
「猛暑到来となりましたが」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「猛暑到来となりましたが」も「猛暑の候」と同時期に使用できる挨拶の言葉です。
「猛暑到来となりましたが、お変わりなくお過ごしでしょうか」のように使われます。
「猛暑の候」よりもカジュアルな言葉で、親しい人にも気軽に使用できます。
まとめ
「猛暑の候」の言い換えは、敬語からカジュアルまで幾つも存在しています。
暑さを表す言葉には様々なバリエーションがありますので、シーンや相手に応じて使い分けましょう。
ぜひ語彙力や季節の挨拶の参考にしてください。