本記事では、「判断できない」の言い換え語を解説します。
「判断できない」とは?どんな言葉
「判断できない」は、物事の優劣や好悪などが判定しにくかったり、考えがまとまらず迷ったりする意志を伝える時に使う言葉です。
ビジネスでも使える「判断できない」の言い換えのお勧め
ここでは「判断できない」のビジネスでの言い換えのお勧めを詳しく紹介します。
「判断できかねます」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「判断できない」の敬語は「判断できません」ですが、目上の人に対して「判断できません」と断言することは失礼にあたるという考えもあります。
このような場合は、「〜することが不可能」という意味を持つ「〜できかねます」を使用するのが一般的です。
「大変恐れ入りますが、わたくしどもでは判断できかねます」のように使います。
「恐れ入りますが」や「恐縮ですが」といったクッション言葉を加えると、よりマイルドな印象になるでしょう。
「判断いたしかねます」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「判断いたしかねます」は「判断できない」と同じ意味を持つ言葉ですが、「いたす」という謙譲語が含まれていることからより丁寧な印象を与えることにつながります。
「現時点では情報が不十分のため、今後の対応につきましては判断いたしかねます」のように使います。
「判断できない」のカジュアルな言い換えのお勧め
ここでは「判断できない」のカジュアルな言い換えのお勧めを詳しく紹介します。
「どちらとも言えない」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「どちらとも言えない」は「判断に迷う状態」を示す言葉で、「判断できない」と同じような意味合いで使用できます。
「新しくオープンしたレストランの料理の味については、どちらとも言えない」などと使われます。
曖昧な印象を与える言葉でもあるため、状況をよく見て使用しましょう。
「微妙」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「微妙」は「言葉では表現できないほど細かい様子、複雑な様子」を示す言葉ですが、「物事を明言したくない気持ち」を表す時に用いられることもあります。
どちらかというと「ネガティブな気持ちを遠回しに伝える」ニュアンスがあり、「昨日の試験の出来は微妙だった」のように使われます。
ラフな印象を持つ言葉なので、親しい関係性の人に使うことが適切です。
まとめ
「判断できない」の言い換えは、敬語からカジュアルまで幾つも存在しています。
「できない」と断定せず、言い方を少し変えることでソフトな印象になることが分かります。
ぜひ参考にして、シーンや相手に応じて使い分けてください。