本記事では、「ほぼ」の言い換え語を解説します。
「ほぼ」とは?どんな言葉
あまり一般的ではありませんが、漢字では「略」や「粗」と表記する「ほぼ」という言葉は、全部または完全に近い状態を表し、「大部分において」や「ほとんど」などと言う意味合いで用いられる文言になります。
ビジネスでも使える「ほぼ」の言い換えのお勧め
ここでは「ほぼ」のビジネスでの言い換えのお勧めを詳しく紹介します。
「九分九厘(くぶくりん)」
◆ 使い方やニュアンスの違い
文字どおり「百ある内の九十九の割合」を示す言葉で、転じて「完璧に近い」さまや「ほとんど間違いがない確実な」様子などを示す表現になります。
「類似(るいじ)」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「お互いに共通点がある」さまや「よく似ていてまぎらわしい」様子などを表し、完全に同一ではない複数の事柄が、かなり似通っている状態を示す文言になります。
「大抵(たいてい)」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「物事をなす主要な部分」や「ある事柄のだいたいの様子」などを表し、数量や範囲などについてほとんどすべてにわたって及ぶさまを示す表現です。
「大局的(たいきょくてき)」
◆ 使い方やニュアンスの違い
一歩引いた立ち位置から全体を見て、事実や真意などを判断する際に用いられる言葉で、「物事における全体のありさま」や「全体に渡ってみられる傾向や特徴」などを示す表現になります。
「ほぼ」のカジュアルな言い換えのお勧め
ここでは「ほぼ」のカジュアルな言い換えのお勧めを詳しく紹介します。
「おおよそ」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「物事におけるだいたいのところ」や「ある事柄の大まかな状態」などを表す言葉で、細部にあまりこだわらずに、物事の全体像を見渡す様子を示す文言です。
「そっくり」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「非常によく似ている」さまや「複数ある物の違いが見て取れない」様子などを表しますが、一方ではあます所のないさまを表し、「のこらずすべて」などと言う意味合いで用いられる文言になります。
「どっちもどっち」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「どちらも同じ」さまや「両者共に大差がない」様子などを表し、二つの物を比べてみて、どちらにも良い点と悪い点があり大きな差がないという意味合いで使われる言葉になります。
まとめ
「ほぼ」の言い換えは、ビジネスシーンからカジュアルな場面まで使える語がいくつも存在しています。
それぞれの言い回しには微妙なニュアンスの違いがありますので、使用する際の状況などによって使い分けるのが良いでしょう。