本記事では、「ご持参ください」の言い換え語を解説します。
「ご持参ください」とは?どんな言葉
ご持参くださいとは、相手に何かを持って来て欲しいとお願いする時の言葉です。
一般的に使われますが、ご持参は謙譲語なため、相手に頼む時に使うのは正しくないとの意見もあります。
ビジネスでも使える「ご持参ください」の言い換えのお勧め
ここでは「ご持参ください」のビジネスでの言い換えのお勧めを詳しく紹介します。
「お持ちになってください」
◆ 使い方やニュアンスの違い
お持ちになってくださいとは、尊敬語「お」を用い、相手に持ってきてくれるよう丁寧にお願いする言葉です。
「明日は傘をお持ちになってください」などと使われます。
お持ちを使うことが、目上に対する敬語として相応しい表現です。
「お持ちください」
◆ 使い方やニュアンスの違い
お持ち下さいとは、相手に持ってきて欲しいことを促す時の丁寧な言葉です。
「必要な書類をお持ち下さい」というふうに使います。
「お持ちになって」よりも軽いニュアンスになり、ビジネスでは頻繁に使われる表現です。
「お持ちいただきたく存じます」
◆ 使い方やニュアンスの違い
お持ちいただきたく存じますとは、持参してきてほしいことを畏まって丁寧に表現しています。
「お金につきましてはご自分でお持ちいただきたく存じます」などと使う形です。
目上に対しての敬語として使う場面があります。
「ご持参ください」のカジュアルな言い換えのお勧め
ここでは「ご持参ください」のカジュアルな言い換えのお勧めを詳しく紹介します。
「持ってきてください」
◆ 使い方やニュアンスの違い
持ってきてくださいとは、相手に持参を促す時のシンプルな表現です。
「忘れずに持ってきてください」などと使われます。
普段から使える、カジュアルな表現となるでしょう。
「持参お願いします」
◆ 使い方やニュアンスの違い
持参お願いしますとは、持ってきて欲しいことを相手に伝える時の言葉です。
「必要な道具は各自で持参お願いします」というふうに表現します。
持ってきてください同様に気軽に使う表現です。
「携帯してください」
◆ 使い方やニュアンスの違い
携帯してくださいとは、何かの物を身につけて来ることを促している言葉です。
「着替えは必ず携帯してください」などと使われます。
カジュアルな表現になりますが、携帯には電話の意味もあるので間違わない言い方が必要です。
まとめ
ご持参くださいの敬語の言い換えは、基本的には「お持ち」を使う形となっていました。
持参は言い方によっては間違いやすいので、できるだけ言い換えを活用していくのが良さそうです。
