本記事では、「おります」の言い換え語を解説します。
「おります」とは?どんな言葉
「おります」は「おる」の丁寧な表現で、「おる」は「いる」の謙譲語です。
そのためにこの言葉は上司や目上の人に対して使います。
ビジネスでも使える「おります」の言い換えのお勧め
ここでは「おります」のビジネスでの言い換えのお勧めを詳しく紹介します。
「います」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「います」は「いる」の丁寧語で、そこに存在している、そのような状態にあるの意味です。
「おります」とは異なり謙譲語を使っていませんが、丁寧語として幅広く使われています。
「〜の最中でございます」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「〜の最中でございます」の例として「課長は食事の最中でございますので」があります。
これは「課長は只今食事をしておりますので」とほぼ同じ意味です。
しかし丁寧な表現ですが、謙譲表現ではありません。
「不在でございます」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「不在でございます」は「そこにいない」の丁寧な表現です。
「社長はおりません」のように「おります」を否定形で使う場合には、「社長は不在でございます」とも言い換えられます。
「おります」のカジュアルな言い換えのお勧め
ここでは「おります」のカジュアルな言い換えのお勧めを詳しく紹介します。
「いる」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「いる」は「そこにいる」「食べている」などのように、普通の会話の中で非常によく使われています。
会社で顧客に「担当はこちらにおります」と丁寧な表現をしても、同僚には「担当はこちらにいるよ」のようにカジュアルな言葉を使います。
「〜中」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「〜中」(ちゅう)は、例えば「担当が問い合わせしておりますので」をカジュアルに言い換えする場合に使える言葉です。
「担当が問い合わせ中」などがその一例です。
「見つかる?」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「見つかる?」は、「主任そこで見つかる?」のように使います。
これは主任がその付近に存在していて目に入ってくるかを質問しています。
これがビジネスなら「Aはそこにおりますでしょうか」となります。
まとめ
「おります」は謙譲語の「おる」を使った丁寧な言葉です。
似たような言葉に「おられます」があり、間違えて使っている人もいます「ご無沙汰しております」と手紙に書いても、「ご無沙汰しておられます」とは書きません。