本記事では、「そもそも」の言い換え語を解説します。
「そもそも」とは?どんな言葉
「そもそも」という言葉は、物事が始まった時の状況や、問題が起きた発端(ほったん)などに立ち戻って論じる、という意味合いで使われており、「最初から」や「元々」などを示す文言として使われています。
ビジネスでも使える「そもそも」の言い換えのお勧め
ここでは「そもそも」のビジネスでの言い換えのお勧めを詳しく紹介します。
「かねてより」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「前もって」や「以前から」などという意味合いの言葉で、漢字では「予てより」と表記し、「兼ねてより」という表記は誤用になります。
「元来(がんらい)」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「最初からそのような状態や性質である」さまや「以前から変わりない」様子などを表し、元々生まれ持っている性質や特徴などを指して用いられる文言です。
「従前(じゅうぜん)」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「前々からそのような状態である」さまや「今よりも前」などという意味合いの言葉で、「従前より変わらない行い」や「従前と同じく」などという表現で用いられています。
「実質的」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「外見よりも実際の内容を問う」さまや「その物自体に実際に備わっている内容や性質」などを示す言葉で、「実質的な内容」や「実質的には使えない」などという表現で使用されています。
「そもそも」のカジュアルな言い換えのお勧め
ここでは「そもそも」のカジュアルな言い換えのお勧めを詳しく紹介します。
「のっけから」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「最初から」や「元から」などという意味の言葉で、「冒頭」や「始め」などを表す「のっけ」から、という意味合いで使われています。
「生まれもった」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「生まれた時からある性質を備えている」さまや「元々備わっている資質」などを示す言葉で、「生まれもった才能」や「生まれもった体格」などという表現で使われています。
「とっくに」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「時間の経過と共に状態が変化している」さまや「もう済んだこと」などを表し、「ずっと以前に」や「とうに」などを示す文言として用いられています。
「端(はな)から」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「最初から」や「始めたそばから」などという意味合いの言葉で、ここで使う「端」という語は「はし」ではなく「はな」という読み仮名を用いています。
まとめ
「そもそも」の言い換えは、ビジネスシーンからカジュアルな場面まで使える語がいくつも存在しています。
それぞれの言い回しには微妙なニュアンスの違いがありますので、使用する際の状況などによって使い分けることをおすすめします。