本記事では、「お墨付(すみつ)き」の言い換え語を解説します。
「お墨付き」とは?どんな言葉
「お墨付き」という言葉は、元々は権力者や偉い人などが墨(すみ)を使って記した許可を表すサインの書かれた物品などを示す言葉として使われており、「正式に保証された品物」あるいは「間違いのない本物」などというニュアンスで使われる文言です。
ビジネスでも使える「お墨付き」の言い換えのお勧め
ここでは「お墨付き」のビジネスでの言い換えのお勧めを詳しく紹介します。
「太鼓判(たいこばん)を押す」
◆ 使い方やニュアンスの違い
本来は許可のしるしに「太鼓(たいこ)のような大きな判をおす」ところから使われ始めた言葉で、「品質や性能などが確実によいものであると保証をする」さまや「ある事柄が間違いないことの証明」などというニュアンスで使われる表現になります。
「正真正銘(しょうしんしょうめい)」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「まったくと言っていいほどうそや偽りなどがない」さまや「完全に本物である」様子などを表し、「まぎれもない真実」あるいは「完璧な状態」などというニュアンスで使われる四字熟語です。
「免罪符(めんざいふ)」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「罪や罰などを逃れるための符号(ふごう)」もしくは「ある事柄を正当化する理由がある」様子などを表し、本来は中世ヨーロッパにおいてカトリック教会が発行した「罪の償(つぐな)いを免(まぬが)れるための証書」を指して使われ始めた文言になります。
「お墨付き」のカジュアルな言い換えのお勧め
ここでは「お墨付き」のカジュアルな言い換えのお勧めを詳しく紹介します。
「折り紙(おりがみ)つき」
◆ 使い方やニュアンスの違い
元々は「商品などに鑑定(かんてい)結果などを証明するための折紙(おりがみ)が付いている」状態を表し、転じて「確かな品質が保証されている」さまや「間違っている点がまったくない」様子などを示す文言として用いられています。
「文句なし」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「苦情(くじょう)や良くないことなどを言う余地がない」さまや「指摘する箇所がないほど完璧である」様子などを表し、「彼女の仕事ぶりはまったく文句なしですね」などというニュアンスで使用されています。
まとめ
「お墨付き」の言い換えは、ビジネスシーンから日常会話などのカジュアルな場面まで使える語がいくつか存在しています。
それぞれの言い回しには微妙なニュアンスの違いがありますので、使用する際の状況などによって使い分けることをおすすめします。
