本記事では、「ある日」の言い換え語を解説します。
「ある日」とは?どんな言葉
ある日とは、いつの日か明確ではない過去の1日を表す言葉で、あえて日付を明らかにしたくない場合にも用いられます。
「ある日」の言い換えのお勧め
ここでは「ある日」の言い換えのお勧めを詳しく紹介します。
「某日」
◆ 使い方やニュアンスの違い
某日とは、いつか分からない日、あるいはわざといつか言わない日を表す言葉でです。
「某日の夕方に発見されました」という用法ができます。
ある日と同じですが、某日のほうが敬語の中で用いられる頻度が高くなる言い方です。
「一日」
◆ 使い方やニュアンスの違い
一日とは、ある日を意味している言葉で、主に文章の中で使われます。
「いつもよりも陰鬱な一日だった」などの形にできるでしょう。
ただし一日と言うと、朝から夜までを意味するほうが一般的です。
「先日」
◆ 使い方やニュアンスの違い
先日とは、わりと近い過去のある日、この間を意味する言葉です。
「先日の件は覚えていますか」という言い方ができます。
ある日や某日の言い換えとするにも適切です。
「ある日」の類語や類義語・英語での言い換え
ここでは「ある日」の類語や類義語のお勧めを詳しく紹介します。
「One day(ワンデイ)」
◆ 使い方やニュアンスの違い
One dayとは、過去や未来のある日を意味する英単語です。
「It happened one day」などと使われます。
カタカナ語としては馴染みがありません。
似た言葉の「someday」のほうは未来のある日を意味しているので、使い分けが必要です。
「嘗て(かつて)」
◆ 使い方やニュアンスの違い
嘗てとは、過去のとある時点や時期を表す言葉で、ある日と似ています。
「嘗ては商店街も賑わっていた」などと用いられます。
嘗ての場合には「今まで」という意味でも使われるのが大きな違いです。
「一昔前」
◆ 使い方やニュアンスの違い
一昔前とは、漠然として昔と感じられる過去のことです。
「それは一昔前のことでした」というふうに使われます。
一昔前は厳密に言うと10年以上前を意味しているので、ある日や某日とは区別される必要があるでしょう。
まとめ
ある日の言い換え語には、上記の通りに某日や先日などが存在しています。
一昔前や先日など、時期が限定される言葉があることには留意してください。