本記事では、「関係者各位」の言い換え語を解説します。
「関係者各位」とは?どんな言葉
敬称の一種で、2名以上の人宛に手紙やメール、回覧板などを送る際に使用します。
「各位」には「皆様」という意味があり、複数の人を対象にしつつ個人に敬意を示す表現になります。
ビジネスでも使える「関係者各位」の言い換えのお勧め
ここでは「関係者各位」のビジネスでの言い換えのお勧めを詳しく紹介します。
「取引先各位」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「取引先各位」は「取引先の皆様」を意味する言葉で、文字通り社外の取引先にメールなどを送付する際に使用します。
宛名を書く箇所に「取引先各位」と書き、つづけて本文を書くのが一般的です。
「社員各位」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「社員各位」は「社員の皆様」を示す言葉で、社内に向けてメールや回覧板などを送る場合に用います。
こちらも本文の前に「社員各位」と表記しましょう。
そのほか「従業員各位」という言葉を使うこともあります。
「担当者各位」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「担当者各位」は「担当者の皆様」という意味があり、特定の役割を担当する人たちに向けてメールなどを際に使う言葉です。
他の敬称と同じく「担当者各位」と本文を書く前に記しましょう。
「お客さま各位」
◆ 使い方やニュアンスの違い
文字通り複数のお客様を対象にした敬称です。
「各位」は「皆様」を意味するので、「各位」と「様」を一緒に使うのは二重敬語にあたりますが、お客様の場合「お客各位」では違和感があるため「お客さま各位」という言葉を使います。
「関係者各位」のカジュアルな言い換えのお勧め
ここでは「関係者各位」のカジュアルな言い換えのお勧めを詳しく紹介します。
「関係者の皆様」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「関係者各位」よりもややカジュアルな印象を与える言葉で、「各位」だと堅すぎる場面で使用されます。
「関係者の皆様」などと本文の前に使われます。
「社員の皆様」
◆ 使い方やニュアンスの違い
前述の「社員各位」よりも比較的フランクな表現で、「各位」より柔らかい印象を出したい際に用いられます。
こちらも本文の前に「社員の皆様」と記します。
まとめ
「関係者各位」の言い換えは、敬語からカジュアルまで幾つも存在しています。
「皆様」も丁寧な言葉ですが「各位」の方がより丁寧な表現になりますので、状況や相手に応じて適宜使い分けましょう。
ぜひメールや文書作成の参考にしてください。
