本記事では、「お電話いたしましたが」の言い換え語を解説します。
「お電話いたしましたが」とは?どんな言葉
相手に電話をする時の丁寧な表現である「お電話」に、したの謙譲語「いたしました」を合わせ、「電話したけれど」という意味合いになる言葉です。
ビジネスでも使える「お電話いたしましたが」の言い換えのお勧め
ここでは「お電話いたしましたが」のビジネスでの言い換えのお勧めを詳しく紹介します。
「お電話させていただいたのですが」
◆ 使い方やニュアンスの違い
お電話させていただいたのですがとは、させてもらうの謙譲語「させていただく」を用い、相手に電話をしたけれどを意味する言葉です。
「先ほどお電話させていただいたのですがご不在でした」などと使われます。
かなりうやうやしい印象になり、敬語としても相応しいです。
「お電話をお繋げしましたが」
◆ 使い方やニュアンスの違い
お電話をお繋げしましたがとは、繋げましたの謙譲語となる「お繋げしました」を使って、相手に電話したけれどの意味を表しています。
「先方にはお電話をお繋げしましたが留守電になっておりました」といった形になり、敬語の会話でも良く使われる言い方です。
「お電話いたしましたところ」
◆ 使い方やニュアンスの違い
お電話いたしましたところとは、接続詞の部分に「ところ」を用いて、相手に電話いたしましたがと同じ意味になる言葉です。
「お電話いたしましたところ、すでにご出発なさっておりました」などの用法になります。
敬語の中でも支障ない言い方になるでしょう。
「お電話いたしましたが」のカジュアルな言い換えのお勧め
ここでは「お電話いたしましたが」のカジュアルな言い換えのお勧めを詳しく紹介します。
「電話しましたが」
◆ 使い方やニュアンスの違い
電話しましたがとは、電話をいたしましたがとまったく同じ意味になる言葉です。
「昨日電話しましたが全然繋がりません」のように使われます。
とても簡易な言い方なので敬語にはならず、日常で良く使われます。
「電話したところ」
◆ 使い方やニュアンスの違い
電話したところとは、接続詞に「ところ」を用いることで、電話いたしましたがと同様の意味にできる言い方です。
「電話したところ話し中でした」などと使われ、こちらもカジュアルな会話向きとなります。
「電話したんだけど」
◆ 使い方やニュアンスの違い
電話したんだけどとは、したのですがの意味をもつ「したんだけど」を用いて、相手に電話したけれどを表しています。
「さっき電話したんだけど駄目だった」といった形になるでしょう。
砕けた形になっているので、普段の会話向きです。
まとめ
お電話いたしましたがの言い換え語では、させていただくなどの形がありました。
意外と敬語の言い換えは思い浮かびにくいですが、上記のような言い方を採用してみてください。