本記事では、「案の定(あんのじょう)」の言い換え語を解説します。
「案の定」とは?どんな言葉
「案の定」という言葉は、「予想したとおりになる」さまや「期待していた通りに物事が進む」様子などを表し、「思ったとおり」あるいは「果たして」などというニュアンスで使われる表現になり、「案の定、結果は火を見るよりも明らかでした」などという表現で使用されています。
ビジネスでも使える「案の定」の言い換えのお勧め
ここでは「案の定」のビジネスでの言い換えのお勧めを詳しく紹介します。
「意に違(たが)わず」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「前もって言っていた内容の通りになる」さまや「予想や予測などが的中する」様子などを表し、予期したままの結果になったり期待通りにことが運ぶなどというニュアンスで使用されています。
「思惑通(おもわくどお)り」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「あらかじめ考えていた内容のとおりになる」さまや「筋書き通りにことが進む」様子などを表し、「思惑」という語は「狙(ねら)い」あるいは「台本(だいほん)」などという語と置き換えることができる文言です。
「予測通り」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「あらかじめ考えていたことがそのとおりになる」さまや「予測していた内容が現実化する」様子などを表し、「これまでの株の動きは概ね予測通りです」などという表現で使われています。
「案の定」のカジュアルな言い換えのお勧め
ここでは「案の定」のカジュアルな言い換えのお勧めを詳しく紹介します。
「もとより」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「はじめから」または「言うまでもなく」などという意味合いの言葉で、漢字では「素より」あるいは「元より」などと表記されており、「大人はもとより子供でも利用することができます」などという表現で使用されています。
「さしもの」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「さすがの」ないしは「あれほどまでの」などという意味合いの言葉で、漢字では「然しもの」と表記されており、「さしもの大谷選手でも打撃部門の三冠王は難しいと思われます」などという表現で使われています。
まとめ
「案の定」の言い換えは、ビジネスシーンから日常会話などのカジュアルな場面まで使える語がいくつか存在しています。
それぞれの言い回しには微妙なニュアンスの違いがありますので、使用する際の状況などによって使い分けることをおすすめします。