本記事では、「決裁のほどよろしくお願いいたします」の言い換え語を解説します。
「決裁のほどよろしくお願いいたします」とは?どんな言葉
企画部や開発部、研究部で試作品を社長や役員などの上司に試してもらい、商品化について判断してもらう時に使用されます。
「決裁」とは上位の者が部下の出した案に可否を決めることです。
決裁で許可を得た場合「決裁が下りた」といい、ビジネスでよく使われる言葉です。
同じ読み仮名で「決済」がありますが、これはお金を受払(うけばらい)して、債権・債務を解消するという意味です。
まったく違う意味ですので、混同しないようにしましょう。
ビジネスでも使える「決裁のほどよろしくお願いいたします」の言い換えのお勧め
ここでは「決裁のほどよろしくお願いいたします」のビジネスでの言い換えのお勧めを詳しく紹介します。
「査定をよろしくお願いいたします」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「査定」とは金額や等級、合否などを調査したうえで決定することをいいます。
こちらもビジネスでよく使われる言葉です。
「家屋の損害額の査定をよろしくお願いいたします」などと使います。
「承認をお願いいたします」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「承認」とはその物事が正当もしくは事実だと認めることです。
「承認」よりも「決裁」の方が強い意味を持ち、決裁の前段階に承認がある場合が多いです。
「専決のほどよろしくお願いいたします」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「専決」とは、行政庁の補助機関が行政庁の名において決裁を行うこと、もしくは一人の考えで物事を決めることをいいます。
「決裁のほどよろしくお願いいたします」のカジュアルな言い換えのお勧め
ここでは「決裁のほどよろしくお願いいたします」のカジュアルな言い換えのお勧めを詳しく紹介します。
「ジャッジをお願いします」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「ジャッジ」とは、審判や判定のことを指します。
分かり易い表現ですが、カジュアルなため、目上の人や取引先に使うのはやめておきましょう。
「判断をお願いします」
◆ 使い方やニュアンスの違い
可否の判断をお願いしますという意味です。
「判断」とはその物事に対して考えをまとめて定めることをいいます。
「決断をお願いします」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「決断」とは、きっぱりと心に決めること、または物事の正・不正、良し悪しを見定めて裁くことをいいます。
ビジネスでも使えます。
目上の人に使う場合、「決断をお願いいたします」のように使いましょう。
まとめ
「決裁のほどよろしくお願いいたします」の言い換えは、敬語からカジュアルまで幾つも存在しています。
カジュアルなほうの言葉も敬語に取り込むことができるので、場面によって検討し、使い分けるのが良いでしょう。