本記事では、「本件」の言い換え語を解説します。
「本件」とは?どんな言葉
自分や組織が関与していて、いま問題として取り上げている事柄のを指している言葉です。
この場合の本は「この」という意味で使われています。
ビジネスでも使える「本件」の言い換えのお勧め
ここでは「本件」のビジネスでの言い換えのお勧めを詳しく紹介します。
「当該案件」
◆ 使い方やニュアンスの違い
当該案件とは、いま話題の事柄に関係することを示す「当該」、問題としている事柄を示す「案件」を用いて、本件と同じような意味になる言葉です。
「当該案件につきましては把握しております」などと用いられます。
硬い表現ですが敬語ではよく使われるでしょう。
「本案件」
◆ 使い方やニュアンスの違い
本案件とは、問題としているこの事柄を意味している言葉です。
「◯◯様は本案件にご参加ができかねます」といった用法になります。
本件よりも丁寧な印象になるので、本件の言い換えとして適切です。
「この度の事柄」
◆ 使い方やニュアンスの違い
この度の事柄とは、今回を意味する「この度」と、物事の様子を意味する『事柄」を使って、本件と似た意味になる表現です。
「この度の事柄は早急に対処すべきでしょう」などと使われます。
他の言い方よりも丁寧な表現になり、敬語としても適切です。
「本件」のカジュアルな言い換えのお勧め
ここでは「本件」のカジュアルな言い換えのお勧めを詳しく紹介します。
「今回の件」
◆ 使い方やニュアンスの違い
今回の件とは、今度の事柄という意味を持っている言葉です。
「今回の件はとても参考になりました」などと言われます。
とても簡単な言い回しになるので、敬語以外の会話で使うには適切です。
「この件」
◆ 使い方やニュアンスの違い
この件とは、本件と全く同じ意味になる言い方です。
「◯◯さんはこの件をどう思いますか」といった用法になります。
こちらも簡易な印象になり、日常の会話向きです。
「このヤマ」
◆ 使い方やニュアンスの違い
このヤマとは、本来は警察の隠語で事件を表す「ヤマ」を使って、本件と同じ意味になる言葉です。
「このヤマは早めに改善が必要です」などと用いられます。
敬語にはなりませんが、普段の会話としては使うことができるでしょう。
まとめ
本件の敬語の言い換え語には、案件や事柄を使ったものがありました。
比較的簡単な表現が多くなっていますが、その場面に適切なものを選び取ってみてください。
