本記事では、「末筆(まっぴつ)ながら」の言い換え語を解説します。
「末筆ながら」とは?どんな言葉
「末筆ながら」という言葉は、ビジネスシーンにおける手紙やメール、文書などの結びの言葉として使われており、そのあとに相手を気遣ったり祈ったりする内容を続ける際に用いられる表現になります。
ビジネスでも使える「末筆ながら」の言い換えのお勧め
ここでは「末筆ながら」のビジネスでの言い換えのお勧めを詳しく紹介します。
「末筆ではございますが」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「最後の言葉になりますが」あるいは「本来は最初に書くべき内容が最後になってしまいましたが」などという意味合いで使われており、今後も継続して付き合いや取引などを続けていきたいというニュアンスで使われる表現です。
「追伸(ついしん)」
◆ 使い方やニュアンスの違い
手紙や文書などの文末に付け加える形で、補足する文章や内容などを続ける際に用いられており、「改めてお伝えします」あるいは「注釈(ちゅうしゃく)として」などというニュアンスで使われる表現になります。
「最後となりますが」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「手紙や文章などの最後になってしまいましたが」あるいは「最後にお伝えしておくことは」などという意味合いで使われており、「最後となりますがこれからもご指導ご鞭撻のほどお願い申し上げます」などという表現で使用されています。
「末筆ながら」のカジュアルな言い換えのお勧め
ここでは「末筆ながら」のカジュアルな言い換えのお勧めを詳しく紹介します。
「最後に」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「一番後で」または「改めて伝えますが」などという意味合いの言葉で、「最後にひとつだけ言っておきたいことがあります」などという表現で使われています。
「P. S. (ピーエス)」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「P. S. 」という語は「後書き」や「後記」などを表す英単語「postscript」を由来とする言葉で、本文で伝えそびれたことや足りなかった内容などを書き加える際に手紙やメールなどの最後に書き添えられる文言として使われています。
まとめ
「末筆ながら」の言い換えは、ビジネスシーンから日常会話などのカジュアルな場面まで使える語がいくつか存在しています。
それぞれの言い回しには微妙なニュアンスの違いがありますので、使用する際の状況などによって使い分けることをおすすめします。