本記事では、「職責を全(まっと)うする」の言い換え語を解説します。
「職責を全うする」とは?どんな言葉
「職責を全うする」という言葉は、「やるべき仕事や職務などを全てやりきる」さまや「責任を持って与えられた仕事を完全に成し遂げる」様子などを表し、「担当している仕事や任務などをすべて完璧に終わらせる」というニュアンスで使われる表現になります。
ビジネスでも使える「職責を全うする」の言い換えのお勧め
ここでは「職責を全うする」のビジネスでの言い換えのお勧めを詳しく紹介します。
「完遂(かんすい)する」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「仕事や職務などを完全にやりとげる」さまや「与えられた作業や業務などを最後まで遂行(すいこう)する」様子などを表し、「完遂」という語は「かんつい」という誤読に注意する必要がある文言です。
「有終(ゆうしゅう)の美を飾る」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「最後までやり通して立派な結果を残す」さまや「最終的に素晴らしい成果をあげる」様子などを表し、「紆余曲折(うよきょくせつ)の末に有終の美を飾る」などという表現で使用されています。
「重責(じゅうせき)を果たす」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「重大な責任を負った役目を無事に終える」さまや「責任のある重要な仕事や任務などをやり遂げる」様子などを表し、「重責を果たすまでは少しでも気を抜くことはできません」などという表現で使われています。
「職責を全うする」のカジュアルな言い換えのお勧め
ここでは「職責を全うする」のカジュアルな言い換えのお勧めを詳しく紹介します。
「ニーズに答える」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「相手の要望や要求などにこたえる」さまや「求められていることに応じる」様子などを表し、「ニーズ」という語は「必要性」や「需要」などを示す英単語「needs」を由来とする文言として用いられています。
「音頭(おんど)を取る」
◆ 使い方やニュアンスの違い
本来は「合唱や合奏などの調子を整えるために歌いはじめる」さまを表し、転じて「他の人の先頭に立って物事に取り組む」あるいは「率先(そっせん)して人に指導をする」などという意味合いで使われています。
まとめ
「職責を全うする」の言い換えは、ビジネスシーンから日常会話などのカジュアルな場面まで使える語がいくつか存在しています。
それぞれの言い回しには微妙なニュアンスの違いがありますので、使用する際の状況などによって使い分けることをおすすめします。