本記事では、「先輩」の言い換え語を解説します。
「先輩」とは?どんな言葉
日本語の会話でよく耳にする「先輩」。
「先輩」は、自分よりも年上の人をあらわします。
同じグループの中の、上下関係をあらわす言葉です。
たとえば「野球部の先輩」というと中学や高校の2年生や3年生をいいます。
また「会社の先輩」というと、自分より前に入社していた、年次が上の人を指します。
「先輩」の対になるのは「後輩」です。
ビジネスでも使える「先輩」の言い換えのお勧め
ここでは「先輩」のビジネスでの言い換えのお勧めを詳しく紹介します。
「上司」
◆ 使い方やニュアンスの違い
自分の会社の先輩のことを、取引先に「うちの先輩が」というのは幼く聞こえます。
「上司」は自分より上の役職の人をあらわします。
先輩よりもフォーマルに扱えるので「上司に確認の上、後ほどご連絡いたします」のように使ってみましょう。
「さん」
◆ 使い方やニュアンスの違い
入社して間もないのに、年次が上の人をつかまえて「先輩、先輩」というと、しつこく感じられるものです。
「鈴木さん」や「田中さん」のように、苗字に「さん」を付けると大人の言い方になります。
社内や年下の人にも使える表現なので、覚えておくといいでしょう。
「上長」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「じょうちょう」と読みます。
先輩よりも厳かな表現で、自分より年上の人を改めた言い方になります。
取引先に対して用いるので「上長に確認するので、お待ちください」と用います。
「先輩」のカジュアルな言い換えのお勧め
ここでは「先輩」のカジュアルな言い換えのお勧めを詳しく紹介します。
「先生」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「先生」には「学校の先生、教授」という立派な意味もあります。
一方で飲み会など、くだけた席で使われることも。
会社の飲み会で「先生、どうぞ一杯」とビールを注いでもらったら、年長者に対する「いじり」と受けとめます。
親しい間柄で用いる、お茶らけたニュアンスがあるので、楽しい場で使ってみてください。
「大先輩」
◆ 使い方やニュアンスの違い
こちらも親しい上下関係で、用いられる言い方です。
「先輩」よりも「大」が付いているので恭しく思えますが、おふざけの意味も込められています。
「大先輩がついに結婚して、寂しくなりました」のように、メールやLINEで用います。
「パイセン」
◆ 使い方やニュアンスの違い
ギャグとして使う、お遊びの言葉。
少し前に流行ったフレーズで、おもに10代の間で使われていたギャル言葉です。
「先輩」をひっくり返していて、遊び心が感じられます。
まとめ
「先輩」にまつわる、表現についてお伝えしました。
先輩とは、先に学んでいる人をあらわします。
類語やカジュアル語も知って、日常に役立ててください。