本記事では、「ご無理を申し上げて申し訳ございません」の言い換え語を解説します。
「ご無理を申し上げて申し訳ございません」とは?どんな言葉
相手の都合よりこちらの要望を押し切る形でお願いすることを「ご無理を申し上げて」と表現できます。
「無理を強いる」ことを「言って」を丁寧な敬語表現にした言い方です。
そのことについてお詫びの言葉を添えたのが「ご無理を申し上げて申し訳ございません」となるわけです。
ビジネスでも使える「ご無理を申し上げて申し訳ございません」の言い換えのお勧め
ここでは「ご無理を申し上げて申し訳ございません」のビジネスでの言い換えのお勧めを詳しく紹介します。
「ご無理を承知のお願いで恐縮です」
◆ 使い方やニュアンスの違い
実現が難しい状況と分かった上でお願いしている場面で使われる言葉です。
無理な状況を「承知の上で」と表現し、そのことについて「恐縮です」とへりくだった言い方で依頼している言い回しになります。
「わがままなお願いで申し訳ございません」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「わがまま」は自分勝手なという意味合いがあります。
こちらとしては「何とか実現させたいことがある」という状況、相手としては「それを黙って聞き入れよう」としている状況です。
よって、お詫びの言葉を添えて丁寧表現で伝えているわけです。
「無理難題を申し上げ大変申し訳ございません」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「無理難題」とは、とても難しい問題の解決を相手に無理に強いている状況を表現した言葉です。
何とかして実現したいのですが、相手の協力抜きにはそれも叶いません。
何とかご協力いただきたいところです。
そんな状況で使われている言葉であると言えるでしょう。
「ご無理を申し上げて申し訳ございません」のカジュアルな言い換えのお勧め
ここでは「ご無理を申し上げて申し訳ございません」のカジュアルな言い換えのお勧めを詳しく紹介します。
「無理を言ってすみません」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「無理なお願いを言い出してすみません」というニュアンスで表現しています。
よりカジュアルな言い方としては「無理言ってホントごめん」などもあるでしょう。
信頼関係のある間柄でなければ、このような伝え方は避けるべきです。
「悪いんだけど」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「こんなお願いを持ち掛けて良くないことは分かっているけど」といったニュアンスの言葉です。
「こんなことお願いするこっちが悪いんだけど」のような意味合いとも読み取れます。
いずれにしても、頼まれた相手はなかなか厳しい状況になることに違いありません。
まとめ
「ご無理を申し上げて申し訳ございません」は、こちらは実現したいことがあり、相手に無理を承知で依頼していることを、お詫びの気持ちを込めて伝えた言葉です。
また、違った見方としては、相手にとってはそれほど大きな問題ではなく手助けできる状況で、クッション言葉として「無理を申し上げて」とへりくだった言い方にしている場合もあります。
相手の立場や状況によって、失礼のな伝え方を心掛けましょう。