本記事では、「背徳感(はいとくかん)」の言い換え語を解説します。
「背徳感」とは?どんな言葉
「背徳感」という言葉は、「道徳や秩序などに反した行動を取った際のうしろめたさや申し訳なさなどを伴う感情」あるいは「やましさや不名誉に思う気持ち」などを表し、本来あるべき人の道から外れた際に包まれる後ろめたい感覚や感情などを指して使われる文言になります。
ビジネスでも使える「背徳感」の言い換えのお勧め
ここでは「背徳感」のビジネスでの言い換えのお勧めを詳しく紹介します。
「罪悪(ざいあく)感」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「罪を犯して悪いことをしてしまったと思う気持ち」もしくは「良くない行動に対して自分を責める感情」などを表し、警察などが取り締まる犯罪行為だけでなく、道徳的や倫理的に良くないことをしてしまった際にも湧き上がってくる感情を指して使われる表現です。
「やましい感情」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「他人には言いにくい気持ち」または「良心をとがめるような感情」などを表し、心に何かが引っかかるような感情や思いなどを指して使われており、「やましい感情を抱いているのであれば協力する必要はありません」などという表現で用いられています。
「忸怩(じくじ)たる思い」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「自分自身で恥じ入るような気持ちに駆られる」さまや「恥ずかしい感情が沸き起こる」様子などを表し、自らの失敗やミスなどを反省して恥じている気持ちを表現する際に用いられています。
「背徳感」のカジュアルな言い換えのお勧め
ここでは「背徳感」のカジュアルな言い換えのお勧めを詳しく紹介します。
「後ろめたい気持ち」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「良心に恥じる気持ちを持っている」さまや「他人に対してなんとなく気がとがめる」様子などを表し、自分に非や悪い点があって気分がスッキリしないというニュアンスで使われる表現になります。
「良心がとがめる」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「自分が悪いことをして心が痛む」さまや「よくない行為に対して罪の意識を感じる」様子などを示す言葉で、「良心の呵責(かしゃく)」という語句とほぼ同様のニュアンスで使われています。
まとめ
「背徳感」の言い換えは、ビジネスシーンから日常会話などのカジュアルな場面まで使える語がいくつか存在しています。
それぞれの言い回しには微妙なニュアンスの違いがありますので、使用する際の状況などによって使い分けることをおすすめします。
