本記事では、「抱負(ほうふ)」の言い換え語を解説します。
「抱負」とは?どんな言葉
「抱負」という言葉は、「心の中でそうしてやろうと決めた決意」あるいは「自分の意志を取りまとめた思い」などという意味合いで使われており、文字が示すとおり「決意や計画などをしっかりと抱いて、その責務を負っている」というニュアンスで用いられる表現です。
ビジネスでも使える「抱負」の言い換えのお勧め
ここでは「抱負」のビジネスでの言い換えのお勧めを詳しく紹介します。
「願望(がんぼう)」
◆ 使い方やニュアンスの違い
文字どおり「あることについて願い望む」さまや「将来に対する期待」などを表し、「希望」や「切望(せつぼう)」などとほぼ同様のニュアンスで使われており、「彼の強い結婚願望は幼いころの家庭環境によるものでしょう」などという表現で用いられています。
「大志(たいし)」
◆ 使い方やニュアンスの違い
文字どおり「大きな志」あるいは「将来についての大いなる希望」などを示す言葉で、小さい事柄ではなく将来的な大きな見通しや目標などを指して使用される文言で、「少年よ大志を抱(いだ)け」という有名な語句は「若者は大きな志を持って生きよ」というニュアンスで用いられています。
「野望(やぼう)」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「自らの身のほどを越えている大きな望み」もしくは「本来望むべきではない不届きな思い」などという意味合いで使われており、ひそかに抱く多大なる望みや分不相応(ぶんふそうおう)な野心(やしん)などを示す表現として使われています。
「抱負」のカジュアルな言い換えのお勧め
ここでは「抱負」のカジュアルな言い換えのお勧めを詳しく紹介します。
「意気込(いきご)み」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「物事に積極的にかかわろうとする気持ち」あるいは「何かをしようと思う前向きな心構え」などを表し、他人に言われなくても自ら進んで物事をしようとする張り切った気持ちを示す文言として用いられています。
「胸に秘める思い」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「表に出さずに心の中にしまっておく気持ち」もしくは「他人には明かせない真意」などという意味合いの言葉で、「彼女の仕事に対する胸に秘める思いはこちらにも伝わってきます」などという表現で使われています。
まとめ
「抱負」の言い換えは、ビジネスシーンから日常会話などのカジュアルな場面まで使える語がいくつか存在しています。
それぞれの言い回しには微妙なニュアンスの違いがありますので、使用する際の状況などによって使い分けることをおすすめします。