本記事では、「念頭に置く」の言い換え語を解説します。
「念頭に置く」とは?どんな言葉
「念頭」は心の中の思いや、胸の内を指し、「念頭に置く」とはいつも心がけ、忘れないでいるという意味です。
「念頭に入れる」は誤用ですので注意してください。
「考えに入れる」ですと問題ありません。
「これらのことを念頭に置いて作業をする」のように使います。
ビジネスでも使える「念頭に置く」の言い換えのお勧め
ここでは「念頭に置く」のビジネスでの言い換えのお勧めを詳しく紹介します。
「肝に銘じる」
◆ 使い方やニュアンスの違い
心にしっかりと刻み付けて忘れないようにするという意味です。
「肝」は五臓のひとつである「きも」、または心や真心のことをいい、「銘」は金属や石碑などに名を刻むことをいいます。
例えば「今回の反省を肝に銘じる」のように使います。
「心に留める」
◆ 使い方やニュアンスの違い
気にかける、忘れないでおくという意味です。
「これから言うことは心に留めておきなさい」などのように使います。
「考慮に入れる」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「考慮」とは、その事柄をよく考えることを指し、「考慮に入れる」はその考える判断材料に一つの事柄を追加するという意味です。
「上司の予定も考慮に入れる必要がありますので確認お願いします」のように使います。
「念頭に置く」のカジュアルな言い換えのお勧め
ここでは「念頭に置く」のカジュアルな言い換えのお勧めを詳しく紹介します。
「頭に入れる」
◆ 使い方やニュアンスの違い
よく理解ししっかり覚えておくことを指します。
「今日の予定をしっかりと頭に入れておく」などと使います。
「考える」
◆ 使い方やニュアンスの違い
使える幅が広く、使いやすい表現ですが、目上の人や取引先に使うのは控えたほうがよろしいでしょう。
「よく考えてから行動しよう」などのように使用しましょう。
「計算に入れる」
◆ 使い方やニュアンスの違い
予測できる事柄に対して、事前に準備しておくことをいいます。
「雨が降ることも計算に入れて、折りたたみ傘を持っていこう」のように使います。
まとめ
「念頭に置く」の言い換えは、敬語からカジュアルまで幾つも存在しています。
「頭に入れる」カジュアルなほうの言葉も敬語に取り込むことができるので、場面によって検討し、使い分けるのが良いでしょう。