本記事では、「ひいては」の言い換え語を解説します。
「ひいては」とは?どんな言葉
「ひいては」という言葉は、「それが原因になってさらには」あるいは「その事だけにとどまらずにさらに加えて」などという意味合いで使われており、漢字では「延いては」と表記し、「税金を支払うことがひいては国民の生活向上に繋がります」などという表現で使われています。
ビジネスでも使える「ひいては」の言い換えのお勧め
ここでは「ひいては」のビジネスでの言い換えのお勧めを詳しく紹介します。
「それに留まらず」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「ある事柄が狭い範囲のみならずもっと広い範囲まで影響を及ぼしている」さまや「その物事が終わることなく続いている」様子などを表し、「それに留まらず次の手をすぐに打ちましょう」などという表現で用いられています。
「その結果」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「さまざまな過程を経てたどり着いた先に」あるいは「結論として」などという意味合いで使われており、「一年間全社員で走り続けたその結果、来年の増資が決定しました」などという文脈で用いられています。
「つまるところ」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「結局のところ」もしくは「最終的には」などという意味合いの言葉で、漢字では「詰まる所」と表記し、「つまるところ不倫を止める手立てはありません」などという表現で用いられています。
「ひいては」のカジュアルな言い換えのお勧め
ここでは「ひいては」のカジュアルな言い換えのお勧めを詳しく紹介します。
「あまつさえ」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「それだけでなく」あるいは「おまけに」などという意味合いの言葉で、主に良くない事柄が重なるときに用いられており、「あまつさえ自由人だと思われているのにさらに飲酒運転までするとは」などという表現で使われています。
「おまけに」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「通常のものに加えてさらに何かをつけ加える」さまや「むやみやたらに」などという意味合いの言葉で、「パチンコで負けておまけに雨まで降ってきた」などという表現で使用されています。
まとめ
「ひいては」の言い換えは、ビジネスシーンから日常会話などのカジュアルな場面まで使える語がいくつか存在しています。
それぞれの言い回しには微妙なニュアンスの違いがありますので、使用する際の状況などによって使い分けることをおすすめします。