本記事では、「ご同行願います」の言い換え語を解説します。
「ご同行願います」の意味
「ご同行願います」とは?どんな言葉
「ご同行願います」は、「相手に対して、自分と一緒にある場所へ行ってほしいとお願いする丁寧な表現」です。
自分が行くべき用事がある場所へ、それまで行く予定のなかった人を連れて行く時に使われます。
「ご同行」の「ご」は尊敬語の接頭辞、「同行」は「一緒に連れ立って行くこと」「主たる人に付き従って行くこと」という意味、「願います」は動詞「願う」の連用形に、丁寧語「ます」が付いた語です。
敬語表現ではありますが、「同行」は「主たる人に付き従って行くこと」という意味があることと、「ご同行願います」はドラマで警察が容疑者に言うイメージがあることから、目上の人には使わない方が良いでしょう。
ビジネスでも使える「ご同行願います」の言い換えのお勧め
ここでは「ご同行願います」のビジネスでの言い換えのお勧めを詳しく紹介します。
「ご一緒願えませんか」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「一緒に来て欲しい」という意味です。
「ご一緒」の「ご」は尊敬語の接頭辞、「一緒」は「ひとつにまとめる」から転じて「連れ立つこと、ともに行くことを、相手を敬っていう語」という意味で、「同行」より丁寧な表現です。
「願えませんか」と否定の疑問形にすることで、よりへりくだる意味になります。
「ご一緒いただけますか」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「一緒にきてもらえるか」という意味です。
「いただけますか」は動詞「もらう」の謙譲語「いただく」の可能形に、丁寧語「ます」、疑問の助詞「か」が付いた語です。
「ご一緒させてください」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「一緒に行かせてくれ」という意味で、自分を下げた表現です。
「ください」は動詞「くれ」の尊敬語です。
「ご同行願います」のカジュアルな言い換えのお勧め
ここでは「ご同行願います」のカジュアルな言い換えのお勧めを詳しく紹介します。
「一緒に来て」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「来て」は「来てくれ」を省略した語で、「自分と共にある場所まで来てくれ」という意味です。
「付いて来て」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「自分の後につづいて来てくれ」という意味で使われています。
「付き添い頼む」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「出かけた時にそばにいて頼れる存在になってほしい」という意味で使われています。
まとめ
今回は「ご同行願います」について紹介しました。
「ご同行願います」の意味や類語を理解して、日常で使いこなせる様にしましょう。