本記事では、「貼る」の言い換え語を解説します。
「貼る」とは?どんな言葉
「貼る」という言葉は、「のりや接着剤などを用いてある物を紙やボードなどにくっつける」さまや「すき間を作ることなくあるものを貼り付ける」様子などを表し、同じ読み仮名の「張る」という語と混同されやすい文言になります。
ビジネスでも使える「貼る」の言い換えのお勧め
ここでは「貼る」のビジネスでの言い換えのお勧めを詳しく紹介します。
「貼付(ちょうふ)する」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「のりを使ってあるものを貼り付ける」さまや「傷口などに薬をつける」様子などを表し、比較的新しく使われ始めた慣用表現として「てんぷ」という読み仮名が用いられることもあります。
「付着(ふちゃく)させる」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「ある物を他の物にくっつける」さまや「2つ以上の異なる物同士を離れないように合わせる」様子などを表し、「付」と「着」という似たような語を並べて持っている意味を強調させる文言として使われています。
「一体化(いったいか)させる」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「元々は別々に存在していたものが一つにまとまる」さまや「異なるもの同士を一つに融合させる」様子などを示す言葉で、複数の事柄や事象などがくっついて一体となるというニュアンスで用いられる文言です。
「添付(てんぷ)する」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「書類や文書などにあるものを付け添える」さまや「資料などに他のものを付け加える」様子などを表し、あるものが他のものとくっついて離れない状態にするというニュアンスで用いられています。
「貼る」のカジュアルな言い換えのお勧め
ここでは「貼る」のカジュアルな言い換えのお勧めを詳しく紹介します。
「くっつける」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「複数の物同士をすきまなくぴったりつける」さまや「別々の事柄を関連させる」様子などを表し、また一方では「味方に加える」という意味合いでも使われる文言です。
「ノリづけする」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「あるものを糊(のり)ではりつける」さまや「強度を強めるために糊付けする」様子などを表し、あるいは「洗濯したワイシャツなどの衣類の型が崩れないように糊で固める」という意味合いでも使われています。
まとめ
「貼る」の言い換えは、ビジネスシーンからカジュアルな場面まで使える語がいくつか存在しています。
それぞれの言い回しには微妙なニュアンスの違いがありますので、使用する際の状況などによって使い分けることをおすすめします。