本記事では、「参(まい)ります」の言い換え語を解説します。
「参ります」とは?どんな言葉
「参る」という語を丁寧に表現した「参ります」という言葉は、「お邪魔させていただきます」や「参上いたします」などという意味合いで使われており、また一方では相手の能力や力量などに屈服した意思を示す際の「かないません」などというニュアンスでも用いられています。
ビジネスでも使える「参ります」の言い換えのお勧め
ここでは「参ります」のビジネスでの言い換えのお勧めを詳しく紹介します。
「参(さん)じます」
◆ 使い方やニュアンスの違い
自分より目上の人や取引先などの所へ行く際に用いられる言葉で、「団体や集団などの一員として加わる」さまや「ある場所まで駆け付ける」様子などを示す際に使われています。
「参上(さんじょう)いたします」
◆ 使い方やニュアンスの違い
他人がいる場所に行くことをへりくだって表現した言葉で、「訪問させていただきます」や「目的をもってある場所へ向かいます」などという意味合いで使われる文言になります。
「憤然(ふんぜん)とする」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「あることに大変いきどおる」さまや「激しく腹を立てる」様子などを表し、気持ちがたかぶるほど激しく怒るというニュアンスで使われる表現です。
「疲弊(ひへい)しています」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「心身が疲れて弱っています」や「力を出し尽くしてこれ以上気力さえも湧きません」などという意味合いで使われており、あるいは「悪化していく経済状態などが活力をなくしていく」さまを示す際にも使われる文言です。
「参ります」のカジュアルな言い換えのお勧め
ここでは「参ります」のカジュアルな言い換えのお勧めを詳しく紹介します。
「行きます」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「ある場所に向かいます」や「お宅まで訪問します」などという意味合いで使われており、友人や親しい間柄の人に対してある場所に訪れることを示す際に用いられる表現です。
「おいでになる」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「来る」や「居る」などという語の敬語表現で使われる言葉で、「こちらまでいらっしゃいます」や「この場所まで来ていただきます」などという意味合いで用いられており、「先生がおいでになるまで待ちましょう」などという表現で使われています。
「弱ります」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「問題やトラブルなどによって困る」さまや「気持ちや気分などが衰える」様子などを表し、「雨になりそうで弱りますね」や「問題が多くて弱ります」などという表現で用いられています。
まとめ
「参ります」の言い換えは、ビジネスシーンからカジュアルな場面まで使える語がいくつか存在しています。
それぞれの言い回しには微妙なニュアンスの違いがありますので、使用する際の状況などによって使い分けることをおすすめします。