本記事では、「いらっしゃいます」の言い換え語を解説します。
「いらっしゃいます」とは?どんな言葉
まず、「いらっしゃる」は「行く」や「来る」、「居る」の尊敬語です。
そして、その「いらっしゃる」を敬体にしたものが「いらっしゃいます」となります。
「いらっしゃいます」は尊敬語なので、相手の行為に対してのみ使用することができ、自分の行為に対して使用すると不適切となってしまうので注意しましょう。
「○○様は明日、こちらへいらっしゃいます」のように使われています。
ビジネスでも使える「いらっしゃいます」の言い換えのお勧め
ここでは「いらっしゃいます」のビジネスでの言い換えのお勧めを詳しく紹介します。
「おいでになります」
◆ 使い方やニュアンスの違い
おいでになるは「来る」や「居る」の尊敬語であり、漢字では「お出でになる」と表記されます。
「おいでになります」とすることで、「いらっしゃいます」との言い換えに用いることが可能です。
「これから○○様がおいでになりますので、迎える準備をしておいて下さい」のように使われています。
「お越しになります」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「お越しになる」は「来る」の尊敬語です。
したがって、「お越しになります」とすることで、同じく「来る」の尊敬語である「いらっしゃいます」とは言い換えに用いることができます。
「来月、先生が集まりにお越しになります」のように使われています。
「いらっしゃいます」のカジュアルな言い換えのお勧め
ここでは「いらっしゃいます」のカジュアルな言い換えのお勧めを詳しく紹介します。
「来る」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「いらっしゃいます」をシンプルに日常会話表現へ直した言い回しです。
「明日、○○君がこっちに来るんだって」のように使われています。
「顔を見せにくる」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「顔を見せる」は「その場所へ来る」という意味を表す慣用句です。
同じような意味合いを表すため、「いらっしゃいます」のカジュアルな表現として用いることができます。
「午後から孫がこちらに顔を見せにくるらしい」のように使われています。
「顔を出す」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「顔を出す」は「姿を見せる」や「顔を見せる」、「人の家を訪ねる」、「挨拶に行く」という意味を表す慣用句です。
こちらも「いらっしゃいます」のカジュアルな表現として用いることが可能です。
「来月には親戚たちが顔を出しにくる」のように使われています。
まとめ
「いらっしゃいます」は敬語表現からカジュアルな表現まで様々なフレーズに言い換えることが可能です。
特に、カジュアルな表現では慣用句として言い換えられるので、語彙力を高めるためにもこの記事を参考にしてみて下さい。
