本記事では、「以下のとおり」の言い換え語を解説します。
「以下のとおり」とは?どんな言葉
「以下のとおり」は、一般的に横書き文書で何かを指し示す場合に用いられ、「この先から下の部分に書いてある内容に従うこと」という意味合いがあります。
「以下のとおり」と表現した場合にはルールがあり、まず「記」と表記してここから先の内容が本文であることを示します。
そして、本文の終わりは「以上」や「以上です」と記し、大切な情報の始めと終わりを明確にしなければいけません。
このような記述方法を「記書き」と呼びます。
ビジネスでも使える「以下のとおり」の言い換えのお勧め
ここでは「以下のとおり」のビジネスでの言い換えのお勧めを詳しく紹介します。
「下記のとおり」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「以下のとおり」は、「下記のとおり」とそのまま言い換えることができます。
また、この二つは敬語として、ビジネスシーンで活用できる表現です。
意味はどちらも同様です。
「下記に示すように」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「示すように」という表現が、目上からの指示というニュアンスを感じさせます。
そのため、相手の立場や状況を見極めて使う工夫が必要になります。
社内的に部下に対しての指示書のような使い方であれば、問題なく活用できます。
「下記の内容にて」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「下記」に記述された内容をよく確認してもらい、その指示に従うよう求める場面で使うことが出来る言葉です。
例えば、「下記の内容にて各自判断をお願いします」のような注意書きや指示が挙げられるでしょう。
「以下のとおり」のカジュアルな言い換えのお勧め
ここでは「以下のとおり」のカジュアルな言い換えのお勧めを詳しく紹介します。
「こんな感じで」
◆ 使い方やニュアンスの違い
希望する数やデザイン、機能などを伝える際に、「こんな感じでお願いします」などと伝えることがあります。
店員に「こんな感じのデザイン、置いてますか?」と聞くこともあるでしょう。
「こういうの」
◆ 使い方やニュアンスの違い
家族からの連絡で、「帰りにこういうの買ってきて」というメッセージの後に、生活雑貨の写真が送られてきたりします。
間違って買って帰ると大変なことになりそうです。
「こういうの」ではなくて、「コレを」にしてくれればいいのに。
まとめ
「以下のとおり」は、その後に記した内容を求める際に使われる言葉で、主にビジネスシーンでは「記書き」というルールが存在します。
取引先や顧客に対してのメール連絡でとてもよく使われていますので、この機会にしっかりと学んでおくことをお勧めします。