本記事では、「なので」の言い換え語を解説します。
「なので」とは?どんな言葉
状況説明をした後に、それを理由に結論付ける際に使われているのが「なので」になります。
動詞の後ろに付けることで「状況や様子を表す」ことが出来る形容動詞の活用語尾「な」を用い、結論に繋げる「だから」のニュアンスをもつ接続詞「ので」と組み合わせた言葉が「なので」になります。
例えば、「図書館は静かなので読書に集中できます」と表現できます。
この「なので」を取り出すことで、文章を区切る働きもあり、「図書館は静かです。
なので、読書に集中できます」と言い換えることが出来るわけです。
ビジネスでも使える「なので」の言い換えのお勧め
ここでは「なので」のビジネスでの言い換えのお勧めを詳しく紹介します。
「ですから」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「なので」は、少しカジュアルな言葉であると言われているため、ビジネスシーンでの会話やメールでは、別の言葉に言い換えることが良いとされています。
「です」+「であるから」を組み合わせたニュアンスとして、「ですから」と言い換えることが出来ます。
「したがって」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「したがって」は、「従って」と漢字表記すると、その意味合いが伝わりやすくなるでしょう。
「状況説明の言葉の意味に従えば」というニュアンスとして捉えると、「図書館は静かである。
したがって、読書に集中することが出来る」という言い回しを使うことが出来ます。
論理的な構築になるため、物事を順序立てて説明する際に役立つ言葉です。
「したがいまして」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「従って」と同様に、「従いまして」と表記すると、言葉の意味合いが鮮明に見えてきます。
「従って」に比べ若干丁寧さが表現されているため、フォーマルな場面で活用できる言葉です。
「なので」のカジュアルな言い換えのお勧め
ここでは「なので」のカジュアルな言い換えのお勧めを詳しく紹介します。
「だから」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「だから」は、理由に基づいて述べる際に使われる言葉です。
「図書館は静かだから読書に集中できる」といった使い方ができ、一般的な言葉遣いと言えるでしょう。
「それで」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「それで」は、対象となる物事や言葉を指して、強調して表現する働きがある言葉と言えます。
「図書館は静かだ。
それで、読書に集中できるわけだ」といった表現ができます。
カジュアルな言い回しになりやすいため、ビジネスシーンでは場面を選ぶ言葉のひとつです。
まとめ
「なので」は、形容動詞の活用語尾「な」と、「だから」の意味合いとして理由を表す接続詞「ので」から成り立つ言葉です。
比較的カジュアルな言い方であるため、ビジネスシーンにおいては、「したがって」や「したがいまして」と言い換えると良いでしょう。