本記事では、「ご教示ありがとうございます」の言い換え語を解説します。
「ご教示ありがとうございます」とは?どんな言葉
「ご教示」とは、相手から教えを示してもらうという意味の敬語表現です。
目上の上司から、仕事の進め方や知識などを教えてもらう際に使える言葉です。
そういった場面で、相手から学びを得たら、「ご教示ありがとうございます」と感謝を述べるのがマナーと言えます。
また、「ご教示いただきありがとうございます」とすれば、より丁寧な表現となります。
ビジネスでも使える「ご教示ありがとうございます」の言い換えのお勧め
ここでは「ご教示ありがとうございます」のビジネスでの言い換えのお勧めを詳しく紹介します。
「ご教授賜り」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「ご教授」は、専門家からより専門的な知識や技術を教えてもらう際に使う言葉です。
「ご教示」と「ご教授」には明確な違いがあるため、使い分けるようにしましょう。
「賜わり」は「もらい」の最上級の敬語表現です。
「ご指導くださり」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「ご指導」は、物事を上手く進められるように、手法や知識を教えてもらうという意味の言葉です。
「この度はご丁寧にご指導くださりありがとうございました」のように使われています。
「ご高見賜り」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「ご高見」とは、相手からの貴重な意見をもらうという意味の言葉で、相手を高めて表現した最上級の敬語表現です。
「ご高見」には「賜わり」を用いるのがバランスが良いでしょう。
「ご教示ありがとうございます」のカジュアルな言い換えのお勧め
ここでは「ご教示ありがとうございます」のカジュアルな言い換えのお勧めを詳しく紹介します。
「さすが」
◆ 使い方やニュアンスの違い
自分の知らない知識や技術を教えてもらった際に、驚きや感動、また相手を褒め称える表現として「さすが」がよく使われています。
「さすがですね!」といった言い方が多いのではないでしょうか。
あまり頻繁に使い過ぎると、ゴマすりや媚びているような雰囲気になってしまうので、ほどほどに。
「なるほど」
◆ 使い方やニュアンスの違い
よく分かった時や納得した場面で、「なるほど」がとてもよく使われています。
漢字で書くと「成る程」となりますが、本来の意味としては「出来る限り」といった使い方をしていました。
ですから、「それが精一杯」というニュアンスも含んでしまうため、ビジネスシーンでの多用は避けた方が良いかも知れません。
まとめ
「ご教示ありがとうございます」は、目上の相手から教えをもらった際に使う言葉です。
「ご教示」が丁寧な敬語であるため、できれば「ご教示いただき」と繋ぎ、「ありがとうございます」とした方がバランスが良いでしょう。