本記事では、「食い違い」の言い換え語を解説します。
「食い違い」とは?どんな言葉
前後の歯がうまくかみあわない、という意が転じて「物事がゆきちがう」状態を表す「食い違う」という言葉は、「複数の物事が一致しない」さまや「ある事柄同士が上手くかみ合わない」様子などを表し、自分の思い描いていた通りの結果にならなかった際や、人や状況などの都合が合わなかった際に用いられる文言になります。
ビジネスでも使える「食い違い」の言い換えのお勧め
ここでは「食い違い」のビジネスでの言い換えのお勧めを詳しく紹介します。
「齟齬(そご)」
◆ 使い方やニュアンスの違い
お互いが把握している内容がかみ合わずに物事が思い通りに進まない状態を表し、「双方の理解度に差が生じる」さまや「互いの見解や認識などにずれがあることで物事が円滑に進んでいない」様子などを表しています。
「相違(そうい)」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「お互いに違いがある」さまや「複数の物にそれぞれ差がある」様子などを表し、「相違ない」や「相違ございません」などという使い方をします。
「不一致(ふいっち)」
◆ 使い方やニュアンスの違い
文字どおり「一致していない」という意味の言葉で、「ぴったり合わない」さまや「複数の物が揃っていない」様子などを表す文言になります。
「食い違い」のカジュアルな言い換えのお勧め
ここでは「食い違い」のカジュアルな言い換えのお勧めを詳しく紹介します。
「虫が好かない」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「特に理由はないのに嫌な感じがする」さまや「なんとなく好感がもてない」様子などを表し、自分の身体の中に潜んでいる虫が、ある人や態度などを好きになれないという意味合いの慣用表現になります。
「ちぐはぐ」
◆ 使い方やニュアンスの違い
複数ある物事が噛み合わずに違和感がある、という意味合いの言葉で、「ある事柄が行き違ったり前後したりする」さまや「対になるべきものが揃っていない」様子などを示す表現です。
「マッチしない」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「つり合い」や「一致」などを表す英単語「match」を語源とする言葉で、「お互いが望む条件や希望などに合わない」さまや「条件やニーズなどが適合しない」様子などを示す文言になります。
まとめ
「食い違い」の言い換えは、ビジネスシーンからカジュアルな場面まで使える語がいくつも存在しています。
それぞれの言い回しには微妙なニュアンスの違いがありますので、使用する際の状況などによって使い分けるのが良いでしょう。