本記事では、「粘り強く」の言い換え語を解説します。
「粘り強く」とは?どんな言葉
「粘り強く」とは、餅などの粘りがある物に人の精神や姿勢をなぞらえて、気持ちや取り組んでいることが途切れない・もろく崩れない様を指す言葉として使われています。
「彼は地道な筋トレを粘り強く続けた」という様に使用します。
「粘り強く」の言い換えのお勧め
ここでは「粘り強く」の言い換えのお勧めを詳しく紹介します。
「根気強く」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「彼女はその研究を根気強く続け、世紀の大発見に至った」という様に使用します。
「根気」は物事に長く取り組み続ける気力を指しています。
「粘り強く」とほぼ同じ意味合いで、「根気強く」はくじけず気を強く持って取り組み続けていることが強調されています。
「諦めずに」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「彼はその試合で諦めずに敵に食らいついた」という様に使用します。
「諦めずに」物事をし続けるその姿勢が「粘り強く」取り組んでいると評価されます。
「粘り強く」には「諦めずに」取り組むことに加え、その取り組みを継続しているというニュアンスがあります。
「粘り強く」の類語や類義語・英語での言い換え
ここでは「粘り強く」の類語や類義語のお勧めを詳しく紹介します。
「忍耐強く」
「彼女の秘書を務めるには、より忍耐強くなる必要がある」という様に使用します。
「忍耐」とは苦しみや辛さ・逆境に対して耐えることを指します。
「粘り強く」は諦めないことが強調されていますが、「忍耐強く」は苦難を耐え忍ぶことが強調されています。
「辛抱強く」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「彼は周りの友人が遊んでいる中、辛抱強く何時間も勉強した」という様に使用し、辛さに耐えることを指します。
「粘り強く」は諦めないことが強調されていますが、「辛抱強く」は今後の自分のために今の辛さに耐えることが強調されています。
「手を抜かず」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「彼女は良い結果を出したが、それでも手を抜かずに努力を続けた」という様に使用し、力を抜いて妥協しないということを指します。
「粘り強く」は諦めないことにことが強調されていますが、「手を抜かず」は楽をしようとしないことが強調されています。
「ひたむきに」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「彼の目標に向かってひたむきに努力する姿は尊敬に値する」という様に使用します。
「ひたむき」は「直向き」と漢字で書き、一つのことに集中し邁進することを指します。
「粘り強く」は諦めないことが強調されていますが、「ひたむきに」は脇目を降らず一途にということが強調されています。
まとめ
「粘り強く」には多くの似た意味の言葉があります。
強調したい点に着目すると、よりふさわしい言い回しになるでしょう。