本記事では、「省略」の言い換え語を解説します。
「省略」とは?どんな言葉
「省略」とは、はぶくこと、やらないこと、簡単にすることという意味です。
読み方は「しょうりゃく」が一般的ですが、「せいりゃく」と読むこともあります。
ビジネスでも使える「省略」の言い換えのお勧め
ここでは「省略」のビジネスでの言い換えのお勧めを詳しく紹介します。
「略儀」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「りゃくぎ」と読みます。
正式な手続きを省略したやり方という意味です。
メールなどの結びの言葉として使われ、「略儀ながら書中にてご挨拶申し上げます」のように使います。
「略す」
◆ 使い方やニュアンスの違い
はぶく、簡単にするという意味です。
「若者言葉は『気持ち悪い』を『きもい』などと略すことが多い」などと使われます。
幅広く使うことができ、相手の立場を選ぶ必要がないので、使いやすい言葉です。
「割愛」
◆ 使い方やニュアンスの違い
愛着を思い切って切ること、惜しみながら省くことという意味です。
「省略」は不要なものをはぶく時に使いますが、「割愛」は本当ははぶきたくないけれども仕方なくといった時に使いますので、使い分けるとよいでしょう。
「省略」のカジュアルな言い換えのお勧め
ここでは「省略」のカジュアルな言い換えのお勧めを詳しく紹介します。
「かいつまむ」
◆ 使い方やニュアンスの違い
漢字で書くと「?い摘む」です。
要点をおおまかに抜き出すことをいいます。
「ことの経緯をかいつまんでお話します」のように使います。
「はしょる」
◆ 使い方やニュアンスの違い
短く簡潔にすること、一部を省くことという意味です。
着物の布をおなかのあたりでたくし上げて、裾の長さを合わせるのですが、このたくし上げた布のことを「おはしょり」といいます。
この着物用語から「はしょる」が使われるようになったようです。
砕けた表現ですので、ビジネスで使うことは避けましょう。
「カット」
◆ 使い方やニュアンスの違い
英語「CUT」で「切る」という意味ですが、日本語ですと切るの他に一部をはぶくこと、削ることという意味でも使われます。
これもとてもカジュアルな表現ですので、ビジネスでは控えましょう。
まとめ
「省略」の言い換えは、敬語からカジュアルまで幾つも存在しています。
「かいつまむ」などカジュアルなほうの言葉も敬語に取り込むことができるので、場面によって検討し、使い分けるのが良いでしょう。