本記事では、「わざわざ」の言い換え語を解説します。
「わざわざ」とは?どんな言葉
「わざわざ」という言葉は、「本来であればしなくてもいいことをする」さまや「予想していた以上の手間や時間などをかける」様子を表し、格別の意図をもってあることに取り組む、という意味合いの文言です。
ビジネスでも使える「わざわざ」の言い換えのお勧め
ここでは「わざわざ」のビジネスでの言い換えのお勧めを詳しく紹介します。
「自律的(じりつてき)」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「自分自身で決めたルールなどに従って行動する」さまや「他からの制約などを受けずに独り立ちしている」様子などを表し、同じ読み仮名の「自立」という語と混同されやすい文言です。
「意欲的(いよくてき)」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「ある物事に対して積極的に取り組もうとする」さまや「やる気をもってあることを成し遂げる」様子などを示す言葉で、「意欲的に意見を述べる」や「彼の意欲的な取り組み」などという表現で使われています。
「果敢(かかん)に」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「思い切って物事を行なう」さまや「積極的にひとつのことに取り組む」様子などを表し、「積極果敢に新しい仕事に取り組む」や「彼の果敢な勇気には頭が下がる」などという文脈で用いられています。
「あえて」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「やらなくても良いようなことや、するべきではないことなどを行う」さまや「リスクを伴うことに積極的に挑戦する」様子などを表し、特別な意図を持ってあることに取り組む、という意味合いで用いられる文言です。
「わざわざ」のカジュアルな言い換えのお勧め
ここでは「わざわざ」のカジュアルな言い換えのお勧めを詳しく紹介します。
「好き好んで」
◆ 使い方やニュアンスの違い
主に否定的な文脈で用いられる言葉で、「積極的に」や「率先(そっせん)して」などという意味合いで使われており、「好き好んで結婚したわけじゃない」や「好き好んでこの学校を選んだのではない」などという表現で使われています。
「前向きに」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「物事に対する姿勢が積極的である」さまや「何を行う際にもネガティブなことはけっして考えない」様子などを表し、「前向きに検討します」や「前向きな姿勢は評価します」などという表現で用いられています。
「無理して」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「本来であればできないことや難しいことなどを強引に行う」という意味合いの言葉で、「無理していく必要はない」や「無理してまで人に付き合うことはない」などという表現で使われる文言です。
まとめ
「わざわざ」の言い換えは、ビジネスシーンからカジュアルな場面まで使える語がいくつも存在しています。
それぞれの言い回しには微妙なニュアンスの違いがありますので、使用する際の状況などによって使い分けることをおすすめします。