本記事では、「すり合わせ」の言い換え語を解説します。
「すり合わせ」とは?どんな言葉
「すり合わせ」という言葉は、「双方が意見やアイデアなどをつき合わせながら調整する」さまを表し、また一方では「製品を仕上げる際の手作業」を示す文言としても使われています。
ビジネスでも使える「すり合わせ」の言い換えのお勧め
ここでは「すり合わせ」のビジネスでの言い換えのお勧めを詳しく紹介します。
「協議(きょうぎ)」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「複数の人が寄り合ってあることについて話し合う」さまや「協力し合いながら会合を行う」様子などを表し、相互の意見を交換しながら解決策を導く際に用いられる文言です。
「譲歩(じょうほ)」
◆ 使い方やニュアンスの違い
他の人に道を譲る、という意味合いの言葉で、「異なる他人の考えや意見などと折り合いをつける」さまや「自分の思いや主張などをまげて他の意見に従う」様子などを示す表現として使われています。
「調整(ちょうせい)」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「ある基準に合わせて正しく整える」さまや「揃っていないものや乱れているものなどを適切で安定した状態にする」様子などを表し、「調整するまでしばらくお待ちください」や「調整してからはじめましょう」などという表現で使われています。
「談合(だんごう)」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「ある事柄について話し合いをする」さまを表し、あるいは「競争相手同士があらかじめ話し合って協定を結ぶ」様子などを示す文言としても用いられています。
「すり合わせ」のカジュアルな言い換えのお勧め
ここでは「すり合わせ」のカジュアルな言い換えのお勧めを詳しく紹介します。
「根回(ねまわ)し」
◆ 使い方やニュアンスの違い
本来は「樹木などを植え替える際の一連の作業」を示す言葉として使われており、転じて「ある行為を行う際に事前に関係者からの了承を得ておく」という意味合いの文言になります。
「下調べ」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「あらかじめ調査しておく」さまや「実際に行う際に取り組みやすいように先に確認しておく」様子などを表し、「下調べは済んでいますか」や「下調べの結果を発表します」などという表現で用いられています。
「地(じ)ならし」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「地面の高低やでこぼこなどをなくして平らにする」さまや「あることを進めるために、あらかじめしっかり準備をしておく」様子などを表し、「地ならし作業が大切です」や「地ならしなくして成功はありえません」などという文脈で使われています。
まとめ
「すり合わせ」の言い換えは、ビジネスシーンからカジュアルな場面まで使える語がいくつか存在しています。
それぞれの言い回しには微妙なニュアンスの違いがありますので、使用する際の状況などによって使い分けることをおすすめします。