本記事では、「お越しの際は」の言い換え語を解説します。
「お越しの際は」とは?どんな言葉
「お越しの際は」の「お越し」は、「来る」の尊敬語になります。
山が多い地形の日本では、山を越えてやって来るのがごく普通のことでした。
「?の際は」は「のときには」の丁寧な表現です。
つまり「こちらに来るときには」との意味になります。
ビジネスでも使える「お越しの際は」の言い換えのお勧め
ここでは「お越しの際は」のビジネスでの言い換えのお勧めを詳しく紹介します。
「お越しの折には」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「お越しの折には」と「お越しの際は」ほぼ同じ意味で使われます。
しかし「折」が昔のことに使えても、「際」は未来のことにしか使えません。
「その折はお世話になりました」はOKですが、「その際はお世話になりました」はNGです。
「お立ち寄りの際には」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「お立ち寄りの際には」は「立ち寄る」は本来の目的地ではない場所に行くことです。
そのために自分のところへ来るのが目的の人に対しては使えません。
「お見えになる際は」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「お見えになる際は」の「お見え」は「来る」の尊敬表現ですので、「お越しの折は」と同じように使えます。
どちらかといえば「お越し」より柔らかなニュアンスが伝わります。
「お越しの際は」のカジュアルな言い換えのお勧め
ここでは「お越しの際は」のカジュアルな言い換えのお勧めを詳しく紹介します。
「来るときは」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「来るときは」は「お越しの際は」を普通の表現に直したものです。
「来るときは一言教えてね」のように、普段の会話でよく使われます。
「訪ねて来るとき」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「訪ねて来るとき」は「訪ねて」がつくことで、ただ来るのではなく自分に会いに来てくれるとのニュアンスが感じられる表現です。
「出て来るときは」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「出て来るときは」の「出て」は、自分の家や住んでいるところから出てやって来ることです。
例えば「九州から出て来るときには教えてくれ」などがその一例です。
まとめ
「お越しの際は」は「こちらに来るときには」を意味する大切な敬語表現で、「お車でお越しの際は」のようにしばしば目にします。
また、他にも同じようなニュアンスの表現があるので、そちらも使えるようにしておくのが大切です。