本記事では、「ついで」の言い換え語を解説します。
「ついで」とは?どんな言葉
漢字では「序で」と表記する「ついで」という言葉は、ある事を行う際に同じタイミングで他の事も一緒に行う、という意味合いで用いられており、「それと同時に」や「続けて」などを示す文言になります。
ビジネスでも使える「ついで」の言い換えのお勧め
ここでは「ついで」のビジネスでの言い換えのお勧めを詳しく紹介します。
「せっかくなので」
◆ 使い方やニュアンスの違い
めったに得ることのできない恵まれた機会を活かしたいと思う気持ちを表す言葉で、「なかなか訪れない特別な機会を大切に思う」さまや「この良いタイミングで」などを示す表現になります。
「関連して」
◆ 使い方やニュアンスの違い
ある事柄と別のある事柄との間につながりがあるさまを表し、「前述した内容に関係のある」様子や「つながりのある関係性」などという意味合いで用いられる文言です。
「並行(へいこう)して」
◆ 使い方やニュアンスの違い
文字どおり「並べて行う」という意味合いの言葉で、転じて「二つ以上の事を同時に進める」さまや「別々の仕事などを同時に行う」様子などを示す言葉になりますが、「平行して」という漢字表記は別の意味になりますので注意が必要になります。
「一挙両得(いっきょりょうとく)」
◆ 使い方やニュアンスの違い
一つの事を行うだけで同時に二つの利益を得る、という意味合いの言葉で、「ほんのわずかな労力によりたくさんの利益を得る」さまや「思いがけずにニつ以上の得をする」様子などを示しています。
「ついで」のカジュアルな言い換えのお勧め
ここでは「ついで」のカジュアルな言い換えのお勧めを詳しく紹介します。
「道すがら」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「道を進んでいる最中に」や「目的地まで行く途中で」などという意味合いで使われており、歩きながらある事に遭遇(そうぐう)するさまを表す言葉です。
「その足で」
◆ 使い方やニュアンスの違い
自分である場所に行き、その場所から直接別の所へ行く、という意味合いの言葉で、「そのまますぐに」や「ある用事を済ませてそのまま」などを表す文言になります。
「さらにまた」
◆ 使い方やニュアンスの違い
複数の関連する文章をつなげる際に用いられる言葉で、「それに加えて」や「その上に重ねて」などという意味合いの表現として用いられています。
まとめ
「ついで」の言い換えは、ビジネスシーンからカジュアルな場面まで使える語がいくつも存在しています。
それぞれの言い回しには微妙なニュアンスの違いがありますので、使用する際の状況などによって使い分けるのが良いでしょう。