本記事では、「たまたま」の言い換え語を解説します。
「たまたま」とは?どんな言葉
「たまたま」という言葉は、「自分が意図(いと)していないことが起こった」さまや「偶然あることが発生する」様子などを表し、漢字では「偶々」と表記される文言で、「会社の最寄りの駅でたまたま上司と顔を合わせた」などという表現で使用されています。
ビジネスでも使える「たまたま」の言い換えのお勧め
ここでは「たまたま」のビジネスでの言い換えのお勧めを詳しく紹介します。
「幸運にも」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「運が良いことに」または「好都合なことに」などという意味合いで使われており、幸運に恵まれたことによってなどというニュアンスで使われる言い回しです。
「僥倖(ぎょうこう)」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「思いがけずに自分に降りかかってくる幸運」あるいは「こちらが望んでいないのに運よく起きた恵まれているできごと」などという意味合いで使われており、こちらが意図していないのにもかかわらず良い体験をすることができたなどというニュアンスで用いられています。
「労(ろう)せずして」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「特に苦労もせずに」もしくは「楽々(らくらく)」などという意味合いで使われており、「期(き)せずして」という語句とほぼ同様のニュアンスで使われる言い回しです。
「たまたま」のカジュアルな言い換えのお勧め
ここでは「たまたま」のカジュアルな言い換えのお勧めを詳しく紹介します。
「思いがけず」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「予期していなかったのに」ないし「期待はしていなかったものの」などという意味合いの言葉で、「偶然(ぐうぜん)にも」または「意外にも」などというニュアンスで使われる表現になります。
「棚からぼた餅(もち)」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「思ってもみなかった幸運に恵まれる」さまや「まったく努力もせずに良いものなどを得ることができた」様子などを表し、棚にしまっておいたぼた餅がたまたま落ちてきて運よくそのまま口に入る、という昔話を由来とする言い回しとして使われています。
まとめ
「たまたま」の言い換えは、ビジネスシーンから日常会話などのカジュアルな場面まで使える語がいくつか知られています。
それぞれの言い回しには微妙なニュアンスの違いがありますので、さまざまな場面や状況などによって使い分けることをおすすめします。