本記事では、「煽る」の言い換え語を解説します。
「煽る」とは?どんな言葉
煽るとは、風を起こし火勢を強めることですが、転じて誰かに悪い行動を起こさせるために仕向けることや、物事の勢いを強めるなどの意味もある言葉です。
「煽る」の言い換えのお勧め
ここでは「煽る」の言い換えのお勧めを詳しく紹介します。
「焚き付ける」
◆ 使い方やニュアンスの違い
焚き付けるとは、火を付け燃やすことですが、人をそそのかして行動をさせることも意味している言葉です。
「上司が焚き付けるのでトラブルになっています」などと用いられます。
煽るとほぼ同じ意味であり、言い換えとしては無難です。
「けしかける」
◆ 使い方やニュアンスの違い
けしかけるとは、人のことをそそのかし自分の思い通りに行動させることを意味しています。
「従業員にけしかけていじめさせているようです」といった用法になり、煽ると同じように言い回すことができるでしょう。
「扇動する」
◆ 使い方やニュアンスの違い
扇動するとは、人の気持ちを煽り立てて、行動を起こすよう仕向ける意味の言葉です。
「いちいち扇動するので困ります」などの形で使われます。
「動」が付いているために、扇動のほうが煽るよりも具体性が高いニュアンスです。
「煽る」の類語や類義語・英語での言い換え
ここでは「煽る」の類語や類義語のお勧めを詳しく紹介します。
「Stir up(スターアップ)」
◆ 使い方やニュアンスの違い
Stir upとは、人を煽る、そそのかすという意味の英語の表現です。
「They try to stir up in site」などのように使われます。
「to fan」など別の言葉に置き換えることも可能です。
「働きかける」
◆ 使い方やニュアンスの違い
働きかけるとは、周囲の人に言動で説得して、行動してもらうように促す意味の言葉です。
「悪い状況が改善するよう働きかけて参ります」といった形になるでしょう。
煽るや焚き付けるには悪意が関与しがちですが、働きかけるは正しい行為の意味合いが強くなります。
「おだてる」
◆ 使い方やニュアンスの違い
おだてるとは、相手を褒めたり喜ぶことをして、何かの行動を起こさせる意味があります。
「時にはおだてることも必要です」などの用例になり、煽るに比べると悪意のニュアンスがない行動に対して使われます。
まとめ
煽るという言葉の言い換え語には、焚き付けるやおだてるといったものがありました。
似ていると言っても意味がそれぞれ微妙に異なっているので、選ぶ時には気をつけることが必要です。